1月21日、OpenAIはChatGPTの新しいカスタマイズ機能をXポストで発表した。
今回リリースされたカスタマイズ機能により、ユーザーはChatGPTの応答スタイルを個別に調整できるようになった。これにより、やり取りをよりパーソナルなものにし、職種や好みに合わせた情報を得られるようになる。リリース直後はブラウザ版とWindows向けデスクトップ版での対応となったが、EU、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン、スイスにおける提供、そしてMac版への実装も「今後数週間以内に拡大予定」とされている。
ブラウザ版でユーザーアイコンをクリックすると表示される「ChatGPTをカスタマイズ」ダイアログボックスから、新しい設定を行うことができる。たとえば「ChatGPTに何と呼ばれたいか」「あなたはどんな職業か」という内容を登録できるほか、「おしゃべり」「機知に富む」「意見が強い」などの会話スタイルを細かく指定することも可能になった。また、「興味や価値観」などを入力できる項目が加わり、よりパーソナライズされた回答が返ってくるようになる。
画面右上のユーザーアカウントアイコンをクリックすると、新しいカスタマイズオプションにアクセスできる。この機能によって、毎回同じ条件や要望をChatGPTに伝える手間が省けるだけでなく、回答や提案が使用目的に合った形になりやすくなる。一方で、現時点では複数のプロファイルを簡単に切り替える機能はなく、オンオフや設定の変更を行うには、その都度メニュー画面から編集する必要がある。
OpenAIによる公式発表はこちらのXポストを参照していただきたい。
We've updated custom instructions to make it easier to customize how ChatGPT responds to you.
— OpenAI (@OpenAI) January 17, 2025
With the new UI, you can tell ChatGPT the traits you want it to have, how you want it to talk to you, and any rules you want it to follow. pic.twitter.com/BaXaqAw5cE