
Dockerfileを自前で書かずにCloud Runを動かす技術
BRANK
導入ローカルの開発環境は各々のマシンに直接構築し、STGや本番はコンテナの上で動かす。こういった構成を取ることは珍しくありません。あるいは、開発用にいろいろライブラリを入れたDockerfileと、本番用に最小限のライブラリのみを入れた構成を取ることもあるでしょう。このような場合はいずれにしても、Dockerfileを書くということからは逃れられません。今回は、ローカルの開発環境は各々のマシンに直接構築し、STGや本番はコンテナの上で動かす。という場合に、Dockerfileを開発者が書かずにCloud Runへコンテナイメージをデプロイし、アプリケーションを動かす技術について、実践してみた経験を書いてみようと思います。アプリケーション今回はnode.jsのv.20.11.0で動くNest.js10系のアプリケーションを動かしていました。元のソースは諸事情で詳しい内容は公開できませんが、langchain, zod, sequelizeなどが一緒に入ってます。Dockerfileを書かずにコンテナをビルドするさっそくこの記事の核心ですが、答えとしては「Buildpackを利用する」です。 Registryの保管場所だけ作っておいて、あとはこのコマンドを叩くだけ。gcloud builds submit --pack image=LOCATION-d…