8月28日、海外の技術メディア「How-to Geek」が「Linuxターミナルでクリエイティブに楽しむ9つのアートコマンド」と題した記事を公開した。この記事では、Linux環境で楽しめる様々なアートに関するコマンドについて詳しく紹介されている。
以下に、その内容を簡単に紹介する。
- figlet
ターミナルで3D風のASCIIテキストアートを描画するコマンド。figlet -f フォント名 テキスト
と入力するだけで、指定したフォントでテキストを描画することができる。
- aafire
ASCIIアートの炎を表示するコマンド。aafire -driver curses
を実行すると、ターミナルに炎が現れる。
- cbonsai
ターミナルで育つボンサイの木を描画するコマンド。cbonsai -S
でスクリーンセーバーとして動作させたり、cbonsai -m メッセージ
でカスタムメッセージを追加することができる。
- aview & asciiview
通常はターミナルで画像を表示することはできないが、aview
やasciiview
を使用すると、画像ファイルをASCIIアートに変換して表示できる。
- toilet
figletに似ているが、Unicode文字のサポートやカラー表示、HTML形式へのエクスポートが可能なコマンド。toilet –metal メッセージ
などでカラフルなASCIIアートを描画できる。
- turtle (Python)
Pythonで使えるturtleパッケージを使って、タートルグラフィックスを用いた線画を描くことができる。例えば、for i in range(50): forward(i * 2); right(45)
で螺旋状のパターンを描ける。
- cowsay
シンプルにメッセージを表示するASCIIアートの牛を描画するコマンド。cowsay メッセージ
でメッセージ付きの牛を表示できる。
- lolcat
テキストの出力を虹色にするコマンド。例えば、ps | lolcat
で実行中のプロセスリストをカラフルに表示できる。
- cmatrix
映画「マトリックス」のような効果をターミナルで再現するコマンド。cmatrix -s
で全画面表示のスクリーンセーバーとして利用可能。
詳細は[Get Creative in the Linux Terminal With These 9 Artsy Commands]を参照していただきたい。