Flutter 3.24リリース — Flutter GPUのプレビュー、マルチビュー埋め込みのサポートなど多数の新機能

8月7日、FlutterチームはFlutter 3.24をリリースした。

この新バージョンは、多くの新機能と改善を含み、アプリ開発の体験を向上させることを目的としている。主な新機能には、Flutter GPUのプレビュー、マルチビュー埋め込みのサポート、ビデオ広告のマネタイズサポートなどがある。

Flutter Frameworkの新機能

新しいスリバーが追加され、動的なアプリバーの動作を実現できるようになった。

Cupertinoライブラリにおいて、以下の改善が行われた。

新しいTreeViewウィジェットがリリースされ、多方向にスクロール可能なパフォーマントなツリーを構築できるようになった。

新しいMaterial Design carouselウィジェットが追加され、ダイナミックなアイテム表示が可能となった。

Impellerレンダリングバックエンドの改善により、パフォーマンスと忠実度が向上した。特に絵文字スクロールのパフォーマンスが大幅に向上している。

画像のFilterQualityのデフォルト設定がFilterQuality.lowからFilterQuality.mediumに変更され、画像のレンダリングがより滑らかになった。

Flutter GPUは、DartコードとGLSLシェーダーを使用してカスタムレンダラーを作成できる新しい低レベルのグラフィックスAPIである。これにより、先進的なグラフィックスや3Dシーンを直接Flutterでレンダリングできるようになる。

Flutter Webアプリケーションは、複数のHTML要素にコンテンツを同時にレンダリングできるようになった。これにより、既存のWebアプリケーションにFlutterビューを統合する柔軟性が向上する。

新しいInteractive Media Ads (IMA)プラグインがリリースされ、Flutterモバイルアプリでのインストリームビデオ広告のマネタイズが可能となった。

Flutter 3.24では、Swift Package Managerの初期サポートが追加され、FlutterプラグインがSwiftパッケージエコシステムを利用できるようになった。

詳細はWhat’s new in Flutter 3.24を参照していただきたい。