6月27日、Figmaが「Figma AI: インテリジェントツールでデザイナーを支援」と題した記事を公開した。この記事では、Figmaが新たに導入したAI機能について詳しく紹介されている。

以下に、その内容を簡潔にまとめて紹介する。
Figma AIの概要
Figmaは、AIを活用してデザイン作業をより効率的かつ創造的に行うための一連の機能を導入した。これらの機能は、インスピレーションの探索や退屈な作業の自動化など、デザインの各段階で役立つよう設計されている。
強化された検索機能
- ビジュアル検索: 画像をアップロードしたり、キャンバス上のエリアを選択したり、テキストクエリを入力することで、チームのファイル内から視覚的に類似したデザインを瞬時に見つけ出せる。

ビジュアル検索(公式ブログの画像を引用)
- アセット検索: AIを活用して、検索クエリの背後にある意味やコンテキストを理解し、最も関連性の高いコンポーネントやアセットを返す。
作業効率の向上
- テキストの翻訳、短縮、書き直し: AIを利用してテキストの翻訳、短縮、書き直しを行うことで、コピーの反復作業を簡素化。
- リアリスティックなコピーと画像の生成: デザインに現実的なコピーと画像を追加することで、より魅力的で説得力のあるモックアップを作成。
- クイッククリックプロトタイピング: 静的なモックをインタラクティブなプロトタイプに素早く変換し、アイデアを具体化する。
- レイヤーの自動リネーム: レイヤーの自動リネーム機能により、ファイルを整理し、開発者が利用しやすい状態に保つ。

テキストコンテンツを自動生成し、リアルなモックを簡単に作成(公式ブログの画像を引用)
テキストプロンプトからデザインの生成
- デザイン生成: テキストプロンプトからUIレイアウトやコンポーネントオプションを生成し、新しいプロジェクトの開始を容易にする。
Figmaは、これらのAI機能を通じてデザインの効率を向上させるとともに、クリエイティブなプロセスをサポートすることを目指している。
詳細はMeet Figma AI: Empowering Designers with Intelligent Toolsを参照していただきたい。