Spring Framework 6.2.0-M4リリース

6月14日、SpringプロジェクトチームはSpring Framework 6.2.0-M4をリリースした。本リリースは、前回のM3リリースから多くの新機能と改良が含まれている。詳細は以下の通りである。

今回のリリースに含まれる主な機能は以下の通りである。

• TaskとScheduledTaskタイプのメタデータ公開
• @TestBeanと@MockitoBeanのサポート強化
• @ExceptionHandlerメソッドによるコンテンツネゴシエーションのサポート

コアとテスト機能

新たに追加されたTaskとScheduledTaskのタイプは、最後の実行時間、結果、次の予定実行時間などのメタデータを公開するようになった。
さらに、@TestBeanと@MockitoBeanのサポートも改良され、より直感的なテストが可能となっている。

これらの機能については、リファレンスドキュメントで詳細を確認できる。

ウェブとメッセージング

@ExceptionHandlerメソッドは、エラーハンドリングフェーズでのコンテンツネゴシエーションをサポートするようになり、HTTPクライアントが要求するコンテンツタイプに応じてエラーハンドリングを調整できるようになった。

@ExceptionHandler(produces = "application/json")
public ResponseEntity<ErrorMessage> handleJson(IllegalArgumentException exc) {
    // ハンドリングロジック
}

これによりエラーハンドリングの柔軟性が向上し、開発者の利便性が大幅に向上する。

詳細はSpring Framework 6.2.0-M4 available nowを参照していただきたい。