6月12日、MozillaはFirefox 127をリリースした。この新しいバージョンでは、スクリーンショットツールの改良やセキュリティ強化が施されている。
以下に、その内容を簡潔にまとめて紹介する。
新機能と改良点
重複タブの一括クローズ
タブバーのコンテキストメニューに「重複タブを閉じる」オプションが追加され、重複したタブを一度に閉じることができる。スクリーンショット機能の更新
SVGやXMLなど、ブラウザ内で読み込まれるファイルタイプや内部のabout:
ページのスクリーンショットが撮影可能になった。また、キーボードショートカットの追加、テーマサポートの改善、パフォーマンスの向上が図られている。DNSプリフェッチの対応
HTTPS文書に対してrel="dns-prefetch"
変数を使用したDNSプリフェッチが組み込まれ、重要な資産のドメイン名を事前に解決することが可能になった。セキュリティの強化
HTTPSページ上のHTTP要素(、、など)をHTTPSにアップグレードする試みが行われ、セキュリティが向上した。HTTPSでロードできない要素はロードされなくなった。
クリップボード貼り付けの変更
WebクリップボードAPIが有効化され、異なるオリジンからのページがクリップボードの内容を読み取ろうとする際に貼り付けコンテキストメニューが表示されるようになった。Windowsユーザー向けの自動起動オプション
Firefoxをログインや再起動時に自動的に起動する設定が可能になり、ブラウザ中心のデジタルルーティンの効率が最適化される。
詳細はFirefox 127 Released with Improved Screenshot Tool, Security Boostを参照していただきたい。