5月30日、MozillaはFirefoxに今後搭載する予定の新機能や改善について、ユーザーコミュニティに向けて共有を行った。
以下にその内容のポイントを紹介する。
新機能
- 生産性向上機能:
- タブグループ化、垂直タブ、便利なサイドバーを導入し、多数のタブを開いていても整理しやすくする。
- 新しいプロファイル管理システムにより、学校、仕事、個人のブラウジングを分けて管理しやすくする。
- カスタマイズ可能な新しいタブの壁紙:多様な写真、色、抽象的な画像から選ぶことができる。
- 直感的なプライバシー設定:世界クラスのアンチトラッキング技術を簡潔でわかりやすい形で提供。
- より洗練されたメニュー:視覚的な煩雑さを減らし、ユーザーが最も頻繁に使うアクションを優先する。
スピード、パフォーマンス、互換性の向上
オンラインでのスピードは重要であるため、MozillaはFirefoxを可能な限り高速かつ効率的にするために尽力している。以下の改善が期待できる。
- より高速でスムーズなブラウジング:ページの読み込み時間や起動時間が短縮され、バッテリー寿命も延びる。
- 20%の応答性向上:Speedometer 3に基づくパフォーマンス向上。
- クロスブラウザ互換性の改善:Interopプロジェクトとの協力により、すべてのブラウザで適切に動作するサイトの構築が容易になる。
オンライン時間を最大限に活用
Mozillaはプライバシー保護を最優先としており、ユーザーのデータを第三者に提供することなく、高速で効率的なブラウザ体験を提供している。以下のような機能がある。
- ローカルでの翻訳とPDF編集:ユーザーのデータをサーバーファームに送信することなく、デバイス上で処理。
- AI機能:プライバシーを尊重し、実際の問題を解決するAI機能を提供。次の四半期には、PDFに挿入された画像のAI生成の代替テキストを提供予定。
コミュニティとの協力
Mozillaの進歩は、ユーザーと開発者の活気あるコミュニティによって支えられている。オープンソースプロジェクトへの貢献や、Mozilla ConnectやDiscourseでの交流を奨励している。
詳細はHere’s what we’re working on in Firefoxを参照していただきたい。