4月18日、IonicチームはIonic 8をリリースした。
このリリースでは新たにテーマ機能の強化、アクセシビリティの改善、iOSデザインの見直し、新しいピッカーエクスペリエンス、パスワードトグルコンポーネントが導入された。
アクセシビリティにおいて、Ionic UIコンポーネントはWeb Content Accessibility Guidelines(WCAG)に準拠しており、新しいカラーパレットによってAAレベルのカラーコントラストが実現されている。さらに高いコントラストが必要なシナリオに対応するために、新しいハイコントラストライトおよびダークパレットが導入された。これにより、各カラートークンはテキストに使用された際、AAAレベルのコントラストレベルを満たすことができる。
また、iOS 17のデザイン仕様が更新されたのに合わせて、Ionicのコンポーネントデザインも調整された。特にアクションシートのボタンを無効にする機能が追加されたことは、プラットフォーム間での一貫性を保つための重要な改善点である。
また、テーマ機能も強化された。
CSSファイルを一つインポートするだけで、ユーザーの設定に基づいてダークパレットを適用することができる。
import '@ionic/react/css/palette/dark.system.css';
さらに、開発者はこれらのパレットをカスタマイズすることも可能だ。
アップグレードは容易で、開発者によるコードの更新はほとんどの場合必要とされない。Ionic 8への移行ガイドに従って、Ionic 7.0からのアップグレードを行うことが推奨されている。
詳細は詳細は[Ionic 8 is here!」を参照していただきたい。