4月11日、GoogleはすべてのGoogle Photosユーザーに向けて、写真をプロのように編集できるAI編集ツールの提供を開始した。
Google Photosを使用するすべての人が、以下のようなAI編集ツールをサブスクリプション不要で利用可能となる。
- わずかな操作で写真から不要な物体を消去する「Magic Eraser」
- 写真のぼやけを解消し、画質を鮮明化する「Photo Unblur」
- ポートレート写真において光の方向や明るさを自由に調整できる「Portrait Light」
これらは、専門的な編集技術がなくても、誰でも簡単に高品質な写真編集を行うことを可能にする。
さらに、Googleは昨年、Pixel 8とPixel 8 Proで「Magic Editor」を導入した。これは、生成AIを利用して、被写体の位置の変更や空の色の変更など、複雑な編集を直感的な操作で実現するエディターである。今回の発表では、すべてのPixelデバイスへのMagic Editorのアクセスが拡大されることも明らかにされた。また、AndroidおよびiOSでGoogle Photosを使用する全ユーザーは、月に10回のMagic Editorの保存が可能になるが、この限度を超えるにはPixelデバイスまたはプレミアムGoogle Oneプランが必要になる。
これらの編集ツールは、5月15日から順次展開され、最小要件を満たす全てのデバイスに数週間かけて提供される予定とされている。
詳細はAI editing tools are coming to all Google Photos usersを参照していただきたい。