4月10日、Python 3.12.3および3.13.0a6リリースがリリースされた。
Python 3.12.3は300以上のコミットを含む最新のメンテナンスリリースで、これまでになく安定し、セキュリティが高く、バグが少ないバージョンである。
一方、Python 3.13.0a6は3.13の最終アルファリリースであり、新機能の追加期限まであと1ヶ月とされている。
以下に示すような数多くの改善や新機能が盛り込まれている。
Python 3.13.0a6の新機能
- 例外トレースバックのカラー化:エラーメッセージの可読性が向上し、デバッグがより容易になる。
- 実験的なJITコンパイラの追加:Pythonプログラムの実行速度の向上が期待される。
- インクリメンタルガベージコレクション:大量のオブジェクトを扱うプログラムでのコレクションの停止時間を短縮。
- ドキュメント文字列の先頭インデントの削除:メモリ使用量と.pycファイルのサイズが削減される。
- dbm.sqlite3バックエンドの導入:新たに作成されるファイルにデフォルトで使用される。
その他、3.13.0a6では多数の非推奨モジュールの削除、新たな非推奨事項の追加、C APIの削除と非推奨化が行われた。
これらの変更は、Pythonが洗練され、現代的なニーズに合わせて進化していく過程を示している。
詳細は[Python Insider: Python 3.12.3 and 3.13.0a6 released」を参照していただきたい。