4月3日、DevOps.comが掲載した「Ruby on Railsの復権」(The Ruby on Rails Resurgence)]という記事によると、Ruby on Railsの人気が再燃しているという。
同記事では、海外の求人サイト「Hired.com」が発表したソフトウェアエンジニアの採用状況についてのレポートを引き合いに出し、Ruby on Railsがソフトウェアエンジニアリングの役割において最も需要があるスキルであることを示している。同レポートによれば、Ruby on Railsのスキルを持つエンジニアは、約1.64倍もの面接機会を得ている。
Ruby on Railsは、オープンソースのプログラミング言語Rubyを基にしたフレームワークで、2004年にリリースされた。Railsの登場により、開発速度は大幅に加速された。Airbnb、Basecamp、Github、Hulu、Shopifyなど、多くのアプリケーションがRuby on Railsで構築されている。
2010年代後半、JavaScriptが台頭し、リッチなフロントエンドクライアントやシングルページアプリケーションが一般的になると、Ruby on Railsの人気はやや後退した。しかし多くの開発者は、Railsが開発を大幅に簡素化してくれることから、API層を迅速に構築する際に引き続き利用していた。
近年、Ruby on Railsの人気は再び高まっている。開発速度を促進するその能力は、事業における技術革新の重要な要素であると見なされているためだ。組織は競争力を維持し、成長するために、回復力、柔軟性、スケールを求めている。
開発チームは、より少ないリソースでより多くを生産するよう求められており、Railsが開発基盤として採用される大きな理由だ。また、「開発者の幸福を重視する」という哲学も、Railsの人気を後押ししている。Hiredの報告書では、ソフトウェアエンジニアが自身のキャリアに求めることの上位2つは、「新しい挑戦と継続的な学習(69%)」および「製品の構築と問題解決(66%)」である。Ruby on Railsは、開発者がプロジェクトの挑戦的で創造的な側面により多くの時間を費やせるようにするため、大きな人気を博していると考えられる。
詳細はThe Ruby on Rails Resurgenceを参照していただきたい。
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