2月6日、Google Cloudは、Firestore Multiple Databasesの一般提供を発表した。これにより、エンジニアは単一のGoogle Cloudプロジェクト内で複数のFirestoreデータベースを管理できるようになり、データの分離やセキュリティ、リソース管理の面で大きな柔軟性を獲得できる。
Firestore Multiple Databasesの主な特徴は以下の通りだ。
主な特徴
データの分離とパフォーマンス向上: 各Firestoreデータベースは独立して動作し、トラフィック負荷が一つのデータベースに影響を与えても他のデータベースに悪影響を及ぼさない。
導入が容易: Google Cloudコンソール、Terraformリソース、およびFirestoreのすべてのSDKで複数のデータベースがサポートされ、エンジニアは導入方法を柔軟に選択可能だ。
Firestoreデータベースを作成するのは非常に簡単だ。
FirebaseコンソールからFirestore serviceに移動し、「データベースの作成」ボタンを押すだけで、新しいデータベースを追加できる。
こうして作成したデータベースは、それぞれ異なるセキュリティルールを課すことができ、コストの追跡もデータベースごとに行うことができる。また、コストに関する情報はBigQueryで取得することができ、それぞれのデータベースIDごとに個別に管理される。
今後の展望
近い将来、複数のFirestoreデータベースを管理する機能がFirebaseコンソールにも追加される予定とのこと。
詳細はFirestore Multiple Databases is now generally available.を参照してほしい。