2月1日、Andreessen Horowitzが「Why 2023 Was AI Video’s Breakout Year, and What to Expect in 2024」という記事を公開した。この記事では、2023年がAIビデオの大躍進の年だった理由と、2024年に期待される動向について詳しく解説されている。
※Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ)は、アメリカの投資会社で、通称「a16z」としても知られている。2009年にマーク・アンドリーセンとベン・ホロウィッツによって設立され、シリコンバレーを拠点にしている。この会社は、多くのテクノロジー関連のスタートアップや成長企業に対して資金を提供しており、テクノロジー業界において非常に影響力のある投資家として知られている。
a16zによると、2023年はAIビデオにとって画期的な年だった。1年前には、一般の人がテキストからビデオを作るような製品は存在しなかったが、そのたった12か月後には、テキストや画像のプロンプトから短いクリップを作れる製品が数十も出てきた。しかしこれらの製品はまだ機能が限定的で、大抵の場合、3〜4秒のビデオを生成する程度である。そして、出来上がったビデオのクオリティはバラバラで、キャラクターの一貫性などの問題も未解決のままだ。
これらの製品はほとんどスタートアップが作っており、ユーザーとのインターフェースは主にDiscordボットが使われている。Discordのメリットは、消費者向けのインターフェースを作らなくていいことや、月間アクティブユーザーが1億5000万人にも及ぶため、ユーザー集めに困らないことだ。ただ、いくつかのビデオ製品は自分たちのウェブサイトやモバイルアプリを作り始めており、Discordボットを超えるユーザー体験の提供を模索している。
一方、GoogleやMetaなどの大手企業はまだ公開されていない製品が多い。研究論文の発表は行っているものの、研究結果を製品に変えるまでに法的、安全性、著作権などの問題を多数クリアしなくてはならず、彼らの動きは遅い。
AIビデオの将来について、記事はまだ本格的に利用可能になる前に改善すべき点が多いと指摘している。クオリティの高いクリップが生成される「魔法の瞬間」はあるものの、比較的まれであり、プロ仕様のクリップを得るためには再生成を繰り返す必要がある
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