2月2日、Googleは本日、Bardの最新機能を発表した。これには、Bard内でのGemini Proの提供拡大と画像生成機能が含まれている。
すべての言語と地域でGemini Proを使用
昨年12月に導入されたGemini Proは、Bardに高度な理解力、論理的思考、要約、およびコーディング能力をもたらした。本日、Gemini Pro in Bardは40以上の言語と230以上の国と地域で提供され、より多くの人がこの高機能なバージョンで協力できるようになった。
大規模モデルシステム組織による評価では、Bard with Gemini Proが最も好まれるチャットボットの一つとして位置づけられ、その進化が「驚くべき飛躍」だとされている。サードパーティのブラインド評価でも、Bard with Gemini Proはトップクラスの会話型AIとして評価された。
40以上の言語で回答の裏付けを確認できるように
Bardの回答を裏付ける機能が、英語から40以上の言語に拡大された。これにより、ユーザーはBardの回答を裏付けるためにウェブ上の情報を確認できるようになった。
ついに画像生成機能を搭載
今回のアップデートにより、Bardで画像を生成することが可能になった。この機能は高品質で写実的な出力を提供し、ユーザーがアイデアをビジュアルに表現できるようサポートしている。
作りたい画像を自然言語(現在は英語のみ対応)で指定すると、数秒待つだけで画像を生成してくれる。
以下は、「create an image of a dog riding a surfboard」(サーフボードに乗っている犬の画像を作って)とBardに依頼した結果だ。
生成された画像にはGoogleが提唱するAIの原則に基づいて、デジタルに識別可能なウォーターマーク(SynthID)が埋め込まれる。これにより、Bardによる生成物と人間のアートとの明確な違いが確保される。
※SynthID…SynthIDはGoogleが開発した技術で、生成された画像にデジタルに識別可能なウォーターマークを埋め込むために使用される。この技術は、生成物がBardによるものであるか、それとも人間のアートであるかをはっきりと区別するために導入された。ウォーターマークは、画像のピクセルにデジタル的な署名を組み込む手法であり、SynthIDはこの目的で活用される。これにより、生成された画像がBardによって作成されたものであることが識別可能となり、作成者やコンテキストに対する透明性が向上する。
これらのアップデートの詳細は、Bard’s latest updates: Access Gemini Pro globally and generate imagesをご参照いただきたい。