2月1日、LangChainがCloudflare環境における開発手法をテーマにした記事を公開した。
LangChainはオープンソースのAIフレームワークであり、異なるモデル、プロバイダ、およびプラグインを組み合わせ、宣言的なAPIを使用して、強力なAIワークフローを構築できる。
昨年のCloudflare Developer Weekで発表された、CloudflareとLangChainの統合により、Cloudflare Workersを使用してフルスタックでAIアプリケーションを作成することが可能となる。
記事では、LangChainチームがCloudflareの開発者プラットフォームにおける統合について紹介されている。具体的には、LangChainとCloudflare Workers AI、Vectorize、D1の5つの新しい重要な統合機能が紹介されている。
- Workers AI Chat Models: LangChain.jsアプリケーション内でWorkers AIテキスト生成を使用して、チャットモデルを強化できる。
- Workers AI Instruct Models: MistralやCodeLlamaなどのWorkers AIモデルを使用して、特定のユースケースに適したLangchain.jsアプリケーションを構築できる。
- Text Embeddings Models: LangChain.jsと共にWorkers AIテキスト埋め込みを使用して、テキスト埋め込みで作業する際に便利だ。
- Vectorize Vector Store: LangChain.jsとVectorデータベースを使用して、Cloudflareの強力なVectorizeを利用できる。
- Cloudflare D1-Backed Chat Memory: Cloudflare D1インスタンスを使用して、チャットセッション全体にわたるデータの永続性を向上させる。
これらの統合により、わずか数行のコードで完全なAIアプリケーションを構築できる。
詳細はCloudflare公式ブログを参照していただきたい。