11月2日、AppleはSafari Technology Preview 182をリリースした。この最新バージョンは、macOS SonomaとmacOS Ventura向けに提供されており、既にSafari Technology Previewを利用しているユーザーはシステム設定の一般→ソフトウェアアップデートからアップデートすることができる。
Safari Technology Preview 182での改善と修正
Safari Technology Preview 182では、CSS、フォーム、HTML、JavaScript、ローディング、メディア、レンダリング、スクロール、ストレージ、SVG、テキスト、Web API、Web Assembly、Web Inspector、WebRTCなどの機能に関する改善や問題の修正が行われている。
CSSの新機能としては、white-space-collapse
とtext-wrap-mode
のCSSプロパティが追加された。また、回転プロパティとスケールプロパティを同時に使用した場合のアニメーションや、font-size-adjust: from-font
の解決値の返却など、いくつかの問題が修正された。
フォームには、<input type="date">
のshowPicker()
メソッドのサポートが追加された。これにより、日付入力フィールドのピッカーを表示することができる。
HTMLでは、遅延読み込みされる画像の利用可能なリストのサポートが追加された。これにより、画像の遅延読み込みに関する柔軟性が向上し、<details>
要素のname
属性の排他性が厳密に適用されるように修正された。
JavaScriptでは、Intl.DateTimeFormat
にTimeZoneOffset
形式のサポートが追加された。これにより、タイムゾーンオフセットのフォーマットがサポートされるようになり、Map.groupBy
やObject.groupBy
のコールバック引数など、いくつかの問題が修正された。
その他、ローディング、メディア、レンダリング、スクロール、ストレージ、SVG、テキスト、Web API、Web Assembly、Web Inspector、WebRTCなどの機能に関しても、さまざまな改善や問題の修正が行われている。
詳細な変更点や修正内容については、Release Notes for Safari Technology Preview 182を参照していただきたい。
以上が、Appleが11月2日にリリースしたSafari Technology Preview 182の概要だ。