8月6日、Bunプロジェクトは最新バージョンであるBun v0.7.3をリリースした。Bunは高速なJavaScriptランタイムであり、バンドラー、トランスパイラ、そしてパッケージマネージャーの機能を一つに統合している。
新機能: コードカバレッジレポーティング
新バージョンでは、コードカバレッジのサポートが追加され、bun test
コマンドに--coverage
フラグを使用することで、テキスト形式のカバレッジレポートが生成される。これにより、テストのカバレッジを把握することが容易になる。
新機能: テストのフィルタリング
bun test
コマンドは、正規表現パターンを使って対象のテストを選択することができるようになった。特定のテストのみを実行したい場合は、-t
フラグを活用すること。
バグ修正: bun --hot
コマンドの改良
リロード時にターミナルをクリアするようになったbun --hot
コマンドが改良された。よりスムーズな開発体験を提供する。
バグ修正: Bun.plugin
の使用方法の向上
Bun.plugin
の使用方法が向上し、プラグインのロードに--preload
を使うことで適切な動作が期待できる。
Node.jsとの互換性強化
node:dns
モジュールがdns.getServers()
をエクスポートすることで、IPアドレスの配列を取得することができるようになった。さまざまなNode.jsモジュールの互換性が向上している。
その他バグ修正と改良点
Bun v0.7.3では、さまざまなバグが修正されている。bun:sqlite
におけるクラッシュ問題や非同期Node.jsのfs関数におけるスレッドセーフ性の問題などが解消された。
Bunプロジェクトでは、新たな機能の追加とバグの修正を続けていく予定だ。開発者の皆様は最新バージョンをインストールし、効率的なJavaScript開発を進めていただきたい。
詳しい内容は「Bun v0.7.3 Bun Blog」を参照のこと。