7月26日に、Ionicは最新バージョンであるIonic 7.2のリリースを発表しました。
このリリースでは、Button、Searchbar、およびAngularの統合が更新されます。
以下では、主な変更点について詳しく説明します。
Buttonのテキストの折り返し機能の追加
Buttonのテキストが折り返されるようになり、読みやすさが向上しました。
これにより、ユーザーは長いテキストを持つボタンでもテキストが切れることなく次の行に折り返されるため、より読みやすいボタンを使用することができます。
Buttonのテキストの折り返しは、次のバージョンであるIonic 8ではデフォルトで有効になります。
使用するには、ion-text-wrap
クラスをion-button
に設定するか、CSSでwhite-space: normal
を設定する必要があります。
この改善により、ユーザーエクスペリエンスとアクセシビリティが向上します。
Searchbarのnameプロパティの追加
Searchbarには、フォームの送信時に検索データを識別するための「name」プロパティが追加されました。
これにより、開発者はフォームの送信時に正確な検索データを識別できます。
Searchbarのnameプロパティは、より効果的なデータの処理を可能にします。
Angularのルートパラメータバインディングのサポート
Angularのルートパラメータバインディングのサポートが追加されました。
これにより、開発者は関連するコンポーネントでルートパラメータにアクセスすることができます。
ルーターアウトレットコンポーネントに追加されたこのサポートを使用するには、ルーターの設定を更新する必要があります。
この機能により、開発者はより柔軟にルートパラメータを扱うことができ、アプリケーションの機能性を向上させることができます。
詳細については、「Announcing Ionic 7.2」を参照してください。