2023年7月の.NET Framework累積的アップデートのプレビューが発表されました。
このアップデートには、品質と信頼性の向上が含まれており、XPSドキュメントのレンダリングの問題やメモリリークの修正が行われています。
以下に詳細をご紹介します。
WPF: XPSドキュメントの表示に関する問題を修正
WPF(Windows Presentation Foundation)は、Windowsアプリケーションのユーザーインターフェースを作成するためのフレームワークです。
WPFは、高度なUI機能(グラフィックス、メディア、テキスト、アニメーションなど)を提供し、UIはXAML(eXtensible Application Markup Language)というマークアップ言語で定義されます。
このアップデートでは、WPFにおいてLinkTargetを使用したXPSドキュメントの表示に関する問題が修正されました。
Networking: メモリリークの修正
連続的な負荷でプロキシを使用する場合にメモリリークが発生する問題が修正されました。
これにより、ネットワーキングに関連するアプリケーションにおいて、メモリの効率的な使用が実現されます。
その他のポイントや変更点
アップデートはWindows UpdateおよびMicrosoft Update Catalogから入手できます。
Windows 11の場合、詳細オプションページの設定で.NET Frameworkのアップデートが利用可能です。
システム管理者は、Microsoft Update Catalogから直接特定の.NET Frameworkアップデートをダウンロードできます。
Windows 10+バージョン向けのアップデート情報が提供されています。
詳細は「.NET Framework July 2023 Cumulative Update Preview」を参照してください。
バースト読み込み中にプロキシを使用するとメモリ リークが発生する問題を修正しました。 この問題は、ネットワーク関連アプリケーションの incredibox のメモリ効率を高めるのに役立ちます。