HTML のアウトラインアルゴリズムが見出しレベルをベースとしたものに刷新されそう
BRANK
現時点のアウトラインアルゴリズムの概要HTML にはアウトラインアルゴリズムという概念があります。一昔前の HTML、すなわち HTML4 以前はセクションの概念がなく、章立ては見出し要素(<h1> ~ <h6>)のみで行うしかありませんでした。HTML5 ではアウトラインの概念が導入され、見出し要素とセクショニングコンテンツ(<section> 要素など)を組み合わせてセクションを使用することが可能になり、仕様では専用の章「Headings and sections」にて詳しく解説されています。現時点(2022年4月21日現在)におけるアウトラインアルゴリズムでは以下の重要な概念があります。暗黙のセクションと明示的なセクションセクションのレベルと見出しランクセクショニングルート暗黙のセクションと明示的なセクション要するにセクショニングコンテンツを使うかどうかということです。昔ながらの見出し要素のみを使ったマークアップでは暗黙のセクションが自動的に作られることになりますが、 <section> 要素等を使い範囲を明示的に示すこともできます。例を挙げると、以下の3つの HTML はすべて等価に解釈されます。 <body> <h1>見出し 1</h1> <h2>見出し 2-1</h2> <h3>見出し 3-1</h3>…
1 comments
未確定ではありますが……Webのアクセシビリティにも少なからず影響のある変更が加えられつつありますので、共有。