GitHubの運用を「会社」にしていく話
ARANK
Ubie DiscoveryでSREなどをしている@itkqです。UbieではGitホスティングにgithub.comを使っています。プロダクト開発に必要なprivateなコードベースはもちろん、OSSや就業規則といったドキュメントをpublicにホストしたりもしています。また、この記事を書いている時点で、メインのOrganizationのメンバーは121名です。自分が入社したのは一年前(2021年1月)で、まだ情報システム専任の人がいませんでした。それから今に至るまで、GitHubの運用を「会社」にしていく話を書きます。 一年前のGitHubの運用当時、UbieのOrganizationに所属していた人数は、業務委託含め80〜90名ぐらいで、Businessプランを利用していました。私はSREとして入社しましたが、情報システム専任の人がおらず、SREをはじめとする何名かのメンバーがgithub.comを最小労力で運用している状態でした。自分も実際に携わってみると、以下のセキュリティやガバナンスの課題に気づきました(これらは既存の運用者も気づいていたものの手が回っていないことでした)。Organizationに所属する正社員には、全員にOwners権限が与えられている。アカウント追加削除やリポジトリの作成、チームへの所属などのオペ…