9月15日(現地時間)、Mozillaは、アドレスバーに入力されたテキストから役立つ関連情報やサイトを表示するFirefoxの新機能「Firefox Suggest」を発表した。
この機能は現在、米国内の限られた数のユーザーにのみ提供されている。
スクリーンショット: Introducing Firefox Suggest(YouTube)
Firefox Suggestは、検索している内容に基づいて、信頼できるパートナーからの関連性の高い提案を受け取ることができる。
Wikipedia、Pocketの記事、レビュー、スポンサーや吟味されたパートナー、信頼できる組織からの信頼できるコンテンツなどの他の情報源を含めることで強化していくという。
新たなデータが収集、保存、共有されることはない。
クレジット: Firefox
また、文脈に応じたSuggestも開発している。
これは、ユーザーの検索体験を向上させ、スピードアップさせることを目的としている。
この機能のほうは、FirefoxからMozillaに新たなデータを送信する必要がある。
具体的には、検索バーに入力した文字、近くに何があるかを知るための都市レベルの位置情報、Suggestをクリックしたかどうか、どのSuggestをクリックしたか、などだ。
この機能は、Web体験は自分自身でコントロールすべきという考えから、オプトインで提供開始しているようだ。
オプトインプロンプト - クレジット: Firefox
Fast Companyの記事によると、Firefox Suggestは、私たちの検索方法を変える野心的な計画だという。
MozillaのFirefox担当上級副社長であるSelena Deckelmannは、この新機能は、ウェブをキュレーションするというより広い目標に向けた最初のステップに過ぎないと述べている。
「人々は情報過多に悩まされています」
「Firefox Suggestは、ウェブのベストを見つけるための信頼できるガイドになるでしょう」
最終的には、ユーザーが新しいウェブサイトを発見したり、Googleや他の検索エンジンにアクセスしなくても、アドレスバーから直接探しているものを見つけられるようなブラウザにしたいと考えているようだ。