C++ 標準化委員会 paper (7 月受理分) 日本語解説。
今月は C++ 生みの親 Stroustrup 氏が投稿した文書が 3 本も入っていることが注目点（2020 年は年間通して 6 本）。

• モダン C++ における Type-and-resource safety の解説 (P2410R0)
• C++23 向けに提案されているパターンマッチング機能に関する意見 (P2411R0)
• 標準ライブラリのモジュール対応 (P2412R0)

COVID-19 の影響で対面の C++ 標準化会議ができていないこともあり、C++23 の新機能採択の進捗が当初の想定より鈍っています。そんななか、Stroustrup 氏がとくに「パターンマッチング」と「標準ライブラリのモジュール対応」に期待を寄せていることがわかります。