Amazon DynamoDBに感じた痛み
CRANK

Amazon Redshiftのプロダクトマネジメント・ディレクターを勤めているEugene KawamotoさんがAmazon DynamoDBが誕生した歴史から、周知し、普及していく過程についてTweetされている。前半の話、Amazon DynamoDBが分散型KVSとして誕生した過程に関する話は非常に良かった。Amazon DynamoDBの論文は初めて拝見したし、分散型KVSの目的を認識し、来日時のエピソードにほっこりさせられた。自分として非常に突っかかりを覚えてたのは後半の話になる。こちらではAmazon DynamoDBが既存のKVSでありOSSであり競合であったApache Cassandraに打ち勝ち、シェアを勝ち取っていった過程を説明している。自分なりに説明を補ってみる。当時の分散型KVSのメインユーザーはアドテク企業(インターネット広告の最適化を行い、広告による利益の追求を行う企業)だった。2010年頃にアドエクスチェンジ市場がちょうど整い、広告単価を最適化することが利潤に直接つながる中、膨大なプラットフォームである広告市場にてシステム規模をスケールできるデータベースが求められていた。個々のユーザーの個人行動や嗜好に合わせた広告を様々な広告ネットワークに出稿するために、ユーザーの属性情報をス…

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