Raspberry Piは本当に壊れやすいのか
CRANK
最近「RPiはすぐ壊れる」という趣旨の話題がTL上に出てきたので複雑な心境で眺めていました。(以下簡略化のためRaspberryPi = RPiにします)もし「RPiはすぐ壊れるから製品投入に向いてない」と思っている方がいるのであれば、その理由でRPiを切ってるのはもったいないなぁと思いこの記事を書いてみました。カンタンに自己紹介をしておくと、某社でRPiをベースにした製品を作り「RPiはすぐ壊れないものなのか?」の検証を進めていました。今では各地で5000台以上は動いてると思います。ざっと書いたので、あまり技術的に詳しいことは書いてませんが、読み物として楽しんでもらえれば幸いです。(これらテストをしたのがどのバージョンのRPiなのかについては触れません。読者さんが使いたいと思ったRPiでで気になる部分をテストしてもらうことが良いと思っています)10,000回 電源をぶちぎってみるまずRPiで最も多い故障箇所はSDカードでその故障の原因が電源ぶつぎりです。これは経験とかではなくググったら出てくる話しなのでこれはどうにかしておかないとまずいです。電源をぶちぎってダメになる原因の一つは、OSがSDカードへなんらかデータを書き込んでいるときに電源が切…
3 comments
いろいろな事象を 10000 回試さないので、とても参考になるし、こういう検証方法かー!って勉強になる。個人的には、そのなかでも「宇宙線」のくだりが好き(笑)
これは良い知見が詰まっておりますね。あとRPiはその小ささから野外とか製造現場で使われそうですが、いうてもそもそも教育用のコンピューターとして作られたという経緯もあり、専用品のような耐久性とか対候性はないので、そういった過酷な現場で使われて壊れてしまうというのもあるのではないかしら。