ベッコフの空飛ぶじゅうたんと、競争領域と協調領域を明確にする戦略 -Hannover Messe 2019レポート5
BRANK

ハノーバーメッセレポートの第五弾はベッコフオートメーションのブースからだ。毎年、面白い展示をみせてみせてくれるベッコフブースだが、今年は「非接触二次元搬送装置」愛称「空飛ぶじゅうたん(XPlanar)」が展示された。 まずは、この動きを見て欲しい。 広い机の上を、プレートが縦横無尽に行き交う。当然だがぶつかることもなく非常にスムーズに動作し、止まる。 これは、一体どういう技術によって実現されていて、どういった分野で活用できると言うのだろうか。 これまでと全く異なる考え方でマスカスタマイゼーションを実現する まず、活用分野についていうと、ベッコフオートメーション株式会社 代表取締役社長の川野俊充氏によると、「XPlanarは4つの分野での活用を期待している」のだという。 電子部品の組み立ての現場 食品工場 薬品を使うような現場 研究施設 これまでの製造の現場では、コンベアを使って運び、ステーションで組み付け、また運ぶという、直線型のラインを作るのが一般的だった。しかし、「大きさが違うものをつくる」「種類が違うものをつくる」といった、マスカスタマイゼーションを実現しようとその度にラインを作り直さなければなら…

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