[書評]「DNSがよくわかる教科書」は、すごくイイ!:Geekなぺーじ
ARANK
Webエンジニアやネットワークエンジニアなど、インターネットに関わるIT系エンジニアは「DNSがよくわかる教科書」を読むことをお勧めします。 「DNSがよくわかる教科書」は、JPRSの方々が執筆しています(献本ありがとうございました)。森下さんによると、この本は約1年半前から書き始めているようですが、DNSと日々向き合っているエンジニアの方々(DNSに人生をかけている人も)が時間をかけて書いた本だけあって、「わかりやすい」という方向性でありながら、かなりガチな内容です。副題に「初心者エンジニア必見!やさしく、詳しい。これがDNS入門の決定版!仕組み・用語・運用をゼロから丁寧に解説」と書いてありますが、まさにその通りの内容です。 たとえば、BINDなどの特定の実装や、どこかの特定の事業者が提供しているサービスに偏った解説になっておらず、DNSそのものの概念や仕組みなどを丁寧に解説しています。「DNSがよくわかる教科書」は、基礎編、実践編、アドバンス編の3つに分かれています。最初の基礎編は、名前空間の範囲としての「ドメイン」と、その範囲を識別するための名前としての「ドメイン名」、DNSという仕組み、委任の仕組み、登録管理の仕組…