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ハンモック、帳票OCR新版「AnyForm OCR Ver.6」、DBのマスター情報を参照して精度を向上

2020年3月2日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ハンモックは2020年3月2日、紙の帳票を読み取ってデータ化するOCR(光学文字認識)ソフトウェアの新版「AnyForm OCR Ver.6」を発表した。同日提供を開始した。新版では、基幹業務システムのマスター情報を参照して認識精度を向上させる機能を強化し、外部データベースを直接参照できるようにした。

 ハンモックの「AnyForm OCR」は、紙の帳票を読み取ってデータ化するOCRソフトウェアである(関連記事ハンモック、帳票OCRソフトにAIオプション、手書き文字の認識精度を向上)。デザイナーツールを使い、取引先の帳票を読み取るためのOCR設定を簡単に設計できる。

 帳票に合わせたOCR設計を簡素化する仕掛けとして、読み取る項目を座標で指定する方式のほか、項目をキーワードで登録する方式、項目などの設定が不要な方式(自律型OCR方式)、などを用意している。それぞれの方式のために個別のOCRエンジンを搭載している。

 読み取り結果の確認を支援する機能として、基幹システムのマスター情報を参照して認識精度を高める機能を備えている。新版では、同機能を強化し、外部データベースを直接参照できるようにした(図1)。

図1:AnyForm OCR Ver.6では、外部データベースに接続してマスター情報を直接参照できるようにした(出典:ハンモック)図1:AnyForm OCR Ver.6では、外部データベースに接続してマスター情報を直接参照できるようにした(出典:ハンモック)
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 従来版では、マスター情報を参照する場合、基幹システムのデータベースを一旦エクスポートし、これをAnyForm OCRにインポートする必要があった。新版では、まずはSQL Serverと直接接続し、SQL Server上のマスター情報を参照できるようにした。今後、接続可能なデータベースを追加していく予定である。

 新版ではまた、自律型OCRエンジンを強化した。従来版では難しかった罫線のない帳票の読み取り精度を高めたほか、印影を除去する機能を追加した。これにより、認識できる帳票が40%増えたとしている。

 新版ではさらに、1枚に複数の帳票があるレイアウトにも対応した。例えば、注文書などで、上部と下部に注文番号が異なる2枚の注文情報が記載されている注文書がある。新版では、こうした複雑なレイアウトの帳票も読み取れるようにしている。

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