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CUDA+cuDNNのインストールまとめ

Last updated at Posted at 2020-01-21

はじめに

Windows10の環境にNVIDIA CUDA ToolkitとcuDNN SDKを
インストールする手順をまとめました。

今回は、Tensorflow2.1.0で動作することを目的としているので
インストールするバージョンは下記になります。

  • CUDA10.1
  • cuDNNv7.6.5

CUDA対応GPU
https://developer.nvidia.com/cuda-gpus

tensorflow2.1.0のGPUサポートページ
https://www.tensorflow.org/install/gpu

Visual Studioのインストール

CUDAを動かすには、Visual Studioのコンパイラが必要なので
入れてない場合は、事前にVisual Studioをインストールしておきましょう。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/releases/2019/release-notes

CUDA10.1の対応表です
viusal_studio_CUDA.PNG

インストールする場合、「C++によるデスクトップ開発」にチェック
オプションに「MSVC v142 - VS 2019 C++ x64/x86 ビルドツール」にチェックが
入っていることを確認してください。
visual_studio_install_photoshop.png

CUDA Toolkitのダウンロード

https://developer.nvidia.com/cuda-toolkit-archive
上記よりCUDA Toolkitをダウンロードしてインストールします。
今回はCUDA10.1をダウンロードしました。

フレームワークまたはアプリケーションによっては、
対応バージョンが違うので必ずしも、最新版を入れればよいというわけでないので注意してください

システム環境変数のPATHが下記のようになってるか確認
システムPATH.PNG

システム環境変数のCUDA_PATHが下記のようになってるか確認
CUDAPATH.PNG

システム環境変数のCUDA_PATH_V10_1が下記のようになってるか確認
CUDAPATH10.1.PNG

インストールしてからまだPCを再起動していない場合
ここらへんで、再起動することをお勧めします。

環境変数にPATHを通した場合、再起動しないと適応されない場合があります。
詳しくは環境変数を変更したら再起動すべきか

コマンドプロンプトで下記を実行して
PATHがちゃんと通ってるか確認してください

nvcc -V

nvcc.PNG

cuDNNのインストール

https://developer.nvidia.com/cuDNN
上記よりcuDNNをダウンロードします。
ダウンロードするにはログインが必要なので簡単にアカウントを作ってください。

download_cuDNN_photoshop.png

解凍したら、cuDNN内のcudaフォルダの中身をすべて
C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v10.1
にコピーします。

最後にシステム環境変数に新規

変数名「CUDNN_PATH」
値 「C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v10.1」

を追加します。

システムPATH_cuDNN.PNG

ここでも再起動することをお勧めします。

次にコマンドプロンプトで下記を実行し、エラーがでないことを確認してください。

where cudnn64_7.dll

cuDNN結果.PNG

Tensorflowで動作を確認

今回、Tensorflow2.1.0での使用目的だったので一応動作確認しておきます。

test.py
import tensorflow as tf

with tf.device('/gpu:0'):
    a = tf.Variable([[1., 2.]])
    b = tf.constant([[3.], [4.]])
    print(tf.matmul(a, b))

tensorflow_結果.PNG
以上です、お疲れさまでした。

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