おそらくはそれさえも平凡な日々

二十四節気スプリントシステムのススメ

tl;dr

  • スプリントに名前がついていると便利
  • 2週間スプリントの場合二十四節気をスプリント名につけると捗る
  • ズレは適宜調整しましょう

二十四節気スプリントシステムとは

今年から、Nature社でもスクラムっぽくスプリントを回し始めたのですが、前職のチームでも採用していた二十四節気スプリントシステムを導入しました。

二十四節気スプリントシステムというと大げさですが、これは単に、各2週間スプリントの名前に二十四節気を割り当てるものです。二十四節気のWikipediaのリンクを以下に載せておきますが、最近はGoogle検索の結果にも出てくるので驚きです。

二十四節気 - Wikipedia

小寒

ちなみに、これは、Mackerelチームでスクラムを採用し始めた頃に、当時のスクラムマスターであったid:motemenが発案したものです。

参考: はてなMackerelチームの開発フロー(スクラム、リモート)について話しました

これが地味に便利なのでこのエントリをしたためています。

二十四節気スプリントシステムのメリット

スプリントに適切な名前がついていると、会話のときに「〇月〇日から〇月〇日までのスプリント」とか言わずに済みますが、その名前がほぼ自動で決まるので便利です。例えば、「次の大寒スプリントでは云々」みたいな話ができる。

ちなみに今は小寒スプリントです。

季節感があるのも良くて、振り返りのときとかに「次は立春スプリントです!」とか言うと「オオッ」っと何故か妙に盛り上がったりします。ちなみに、立春スプリントは2月の頭から始まります。旧暦ベースなので季節の移り変わりが一足先に感じられるのも、若干前倒しの意識で事を進められる雰囲気が出るので地味に気に入っているポイントです。

あまり聞き馴染みのない節気のほうが逆に記憶に残るというのもあり、例えば芒種は、Mackerelチームが2014年に実際にスプリントを回し始めた最初の節気だったらしく、それが当初メンバーの記憶に残っており、節気が一周したときの振り返りで「そう言えば芒種って聞き覚えがある」みたいな話が出て、スクラム1周年に気づくことができてめでたい気持ちになった、というのがあったりしました。

ズレへの対処

二十四節気は一年を24分割するわけですが、これを2週間で単純に回すと48週間なので、一年間で4週間ずれてしまいます。適宜調整すればよいのですが、その辺りも年末年始とゴールデンウィークとシルバーウィーク辺りで結構吸収できます。

地味なポイントとしては「年始は小寒で始める」ようには調整したほうが良くて、そうすれば「2020小寒スプリント」のように、年をまたいでもスプリント名のユニーク性をを担保できます。

まとめ

ということで、二十四節気スプリントシステムの紹介でした。2週間スプリントを敷いている場合、ぜひ導入してみてください。

弊社は今後外国人が開発チームに加わる可能性もありますが、その場合でも二十四節気の趣を感じて貰えればよいかと思っています。このように開発フローの改善にも取り組んでいる昨今ですが、エンジニアを絶賛募集中ですので、ご興味ありましたら採用にご応募ください!

https://nature.global/jp/careers

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2020-01-15T02:31:02+0900

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