2020年代に引く手あまたになる「自由度の高い」仕事トップ10

医師助手

医師助手はアメリカで急成長中の、自由度の高い仕事の1つ。

Joe Raedle / Getty Images

  • アメリカの在宅ワークの求人サイト、フレックスジョブズ(FlexJobs)が、2020年代に引く手あまたになりそうな、自由度の高い仕事トップ10を発表した。
  • 1位は情報セキュリティアナリストで、組織のコンピューター・ネットワークやシステムを守るためのセキュリティー対策を行う仕事だ。
  • 医師助手や数学者など、高収入で自由度が高い仕事もランクインしている。

アメリカで急成長中の仕事の多くは、比較的な自由な勤務時間だったり、自宅のソファでくつろいだまま行うことができたりするものだ。アメリカの在宅ワークの求人サイト、フレックスジョブズ(FlexJobs)が、2020年代に引く手あまたとなりそうな、自由度の高い仕事トップ10を発表した。

「自由度の高い仕事」とは、自宅でできる、またはフレキシブルな勤務時間を利用できる専門職と同社は定義している。ランクインした仕事の多くは在宅、契約、またはパートタイムでの勤務が可能だ。高収入の医師助手など、雇用者自身が勤務時間を選ぶことができる仕事もある。

フレックスジョブズはアメリカ合衆国労働省労働統計局(Bureau of Labor Statistics)のデータを使い、自由度の高い仕事で最も需要の高いものを調査した。

急成長中で自由度の高い仕事、トップ10を見てみよう。

10位:高等教育機関の保健学の教員

高等教育機関の保健学の教員

University of Texas Health Science Center at Houston

2028年までの予測成長率:23%

所得の中央値:9万7370ドル(約1058万円)

高等教育機関の教員は、学生にさまざまな一般科目や専門科目を高校以上のレベルの学校で教える。研究や学術論文の発表、書籍の出版も行う。

9位:アプリケーション・ソフトウェア開発者

アプリケーションソフトウェア開発者

Steve Marcus/Reuters

2028年までの予測成長率:26%

所得の中央値:10万3620ドル(約1126万円)

ソフトウェア開発者は、コンピューター・プログラムを作成するクリエイティブな人物。パソコンなどのデバイスにおける、特定のタスク実行を可能にするアプリケーションを開発する者もいれば、デバイスやネットワークを制御するシステムを開発する人もいる。

8位:オペレーション・リサーチ・アナリスト

オペレーションリサーチアナリスト

Reuters

2028年までの予測成長率:26%

所得の中央値:8万3390ドル(約906万円)

オペレーション・リサーチ・アナリストは、数学や統計の高度な分析メソッドを使い、組織の問題を特定したり、調査したり、解決するためのよりよい決定を下すサポートをしたりする。

7位:数学者

数学者

Copyright Dave Mosher

2028年までの予測成長率:26%

所得の中央値:10万1900ドル(約1107万円)

数学者はデータを分析し、数学的手法を応用して、ビジネス、エンジニアリング、医療その他の分野における問題の解決をサポートする。

6位:遺伝子カウンセラー

遺伝子カウンセラー

Getty Images

2028年までの予測成長率:27%

所得の中央値:8万370ドル(約873万円)

遺伝子カウンセラーは、個人または家族における遺伝性障害や先天性欠損症などのさまざまな遺伝性疾患のリスクを評価する。また、医療機関や遺伝性疾患のリスクに関心のある個人や家族に情報を提供し、サポートする。

5位:言語聴覚士

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Carlos Chavez/Los Angeles Times via Getty Images

2028年までの予測成長率:27%

所得の中央値:7万7510ドル(約842万円)

言語聴覚士は、子どもおよび大人のコミュニケーション障害や嚥下障害の診断、治療、予防のサポートを行う。

4位:診療看護師(ナース・プラクティショナー)

診療看護師(ナース・プラクティショナー)

AAron Ontiveroz/The Denver Post via Getty Images

2028年までの予測成長率:28%

所得の中央値:10万7030ドル(約1163万円)

麻酔専門看護師、看護助産師、診療看護師は上級看護師とも呼ばれる。患者のケアをとりまとめたり、一次医療および専門医療を施したりすることもできる。業務範囲は国や州によって異なる。

3位:統計学者

統計学者

Gorodenkoff/Shutterstock

2028年までの予測成長率:31%

所得の中央値:8万7780ドル(約954万円)

統計学者は、統計モデリングなどの理論とテクニックを応用し、現実的な問題を解決する。また、そのために調査、アンケート、実験、世論調査を企画し、必要なデータを収集する。

2位:医師助手

医師助手

John Moore / Getty Images

2028年までの予測成長率:31%

所得の中央値:10万8610ドル(約1180万円)

医師助手、通称PA(Physician Assistant)は、内科医、外科医、その他医療従事者とチームを組み、患者の診察、診断、治療を行う。

1位:情報セキュリティ・アナリスト

情報セキュリティアナリスト

REUTERS/Jim Urquhart

2028年までの予測成長率:32%

所得の中央値:9万8350ドル(約1068万円)

情報セキュリティ・アナリストは、組織のコンピューター・ネットワークやシステムを守るためのセキュリティ対策を計画、実行する。サイバー攻撃が増加する中、責任は増すばかりだ。

[原文:10 high-paying jobs that will be all the rage in the 2020s — and a lot of them you can do from home](翻訳:Ito Yasuko、編集:Toshihiko Inoue)

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