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グレープシティが開発支援ツール「ComponentOne」をアップデート、新しいリボンコントロールに対応

 グレープシティ株式会社は4日、.NET/Xamarin用コンポーネントを収録したスイート製品「ComponentOne」において、新版「同 2019J v3」を提供開始すると発表した。

 ComponentOneは、Windows Forms、WPF、UWP、ASP.NET Web Forms、ASP.NET MVC、Xamarinといったテクノロジーに対応したUIコンポーネントセット。業務アプリケーションに必要とされるグリッド、チャート、入力支援といった機能を収録しており、デスクトップからWeb、モバイルまで、さまざまなアプリケーションの開発を支援するという。

 今回の新版では、Windows Forms、WPF、ASP.NET MVCの各エディションで「.NET Core 3.0」に対応し、Nugetパッケージの提供を開始する。

 また、デスクトップアプリケーション開発用プラットフォームであるWindows Formsを中心に、新コントロールの追加や機能強化を行った。例えば、グリッドコントロール「FlexGrid」やデータの入力フォームのように機能する「InputPanel」を詳細行として設定できるように改善。選択した行にひも付く詳細なデータを、詳細行のFlexGridで表示したり、InputPanelでデータを編集したりできる。

詳細行のサポートを改善

 入力コントロール「Input」では、分割ボタンコントロール「C1SplitButton」において、多くのドロップダウン項目があり、リストの領域内にすべてを表示できない場合に、上下に矢印ボタンが表示されるようにした。

 さらに、Office 2019(Office 365)スタイルの新しいリボンコントロールにも対応している。

新しいリボンコントロールに対応

 このほか、ASP.NET MVC用エディションでは、FlexChartでステップチャート表示に対応。また、線形・円形ゲージを用いて1つのデータを分かりやすく可視化する「Gauge」コントロールに、目盛りのテキストや針型のポインタを表示できる機能が追加され、より視覚的に情報を得やすくなったとのこと。

目盛りのテキストを表示可能

 なおComponentOneは年額サブスクリプション方式で販売されており、1ユーザーライセンスあたりの費用は、初年度が年額15万円(税別)、次年度以降の更新費用が年額7万5000円となっている。