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OSK、基幹業務ソフトの開発ツール「SMILE V Custom AP Builder」を強化 ワークフロー連携機能やWeb APIなどを搭載

 株式会社OSKは14日、統合業務パッケージ「SMILE V」の開発ツールである「SMILE V Custom AP Builder」(以下、SMILE V CAB)において、ワークフロー連携機能やWeb APIなど、さまざまな新機能を追加した新版を提供すると発表した。「SMILE V 基準情報」の1機能として提供され、11月20日より販売開始する。

 SMILE V Custom AP Builderは、SMILE Vの販売・会計・人事給与など、各種業務システムとは別に、個別要件に応じた新たな帳票や入力画面を追加できる開発ツール。

 今回の新版では、まず、ワークフロー連携機能が追加された。申請・承認機能をもつ独自システムを簡単に構築することが可能。紙の申請書で承認を得て、各種システムにその結果を転記するといった業務上の無駄を省き、業務の見える化による精度向上を推進するとしている。なお、申請承認パラメータ自動生成により、カスタマイズ工数も削減できるとのこと。

SMILE V CAB 申請承認機能付加イメージ

 また、ツリー検索などの検索処理、バッチ更新、セット更新といった更新処理をWebブラウザ上から実行できるようにした。SMILE V ワークフローと連携すれば、申請書から開発ツールで作成したマスター検索やバッチ更新を呼び出したり、外出先からブラウザ経由で申請承認を行ったりすることも可能としている。

 このほか、開発ツールで作成した画面において、あらかじめ辞書を設定しておくことで、専用の入力画面や帳票を作らなくても、ログインユーザーごとに英語表記へ切り替えできる機能が追加された。

 さらには、外部システムからSMILE V内のデータ参照表示や、外部システムからの指示でSMILE V内のデータを更新するWeb APIを搭載している。これにより、多様なシステム連携や、将来的な環境変化への柔軟な対応を実現するとのことだ。

 SMILE V CABの含まれる「SMILE V 基準情報」の価格は、10万円(税別)から。