ハードウェア

Amazonがデータベースの脱Oracle化をほぼ実現、75PB分のデータをAWSのDBサービスへ移行完了

by Tobias Fischer

AmazonでAWSのチーフ・エバンジェリストを務めるジェフ・バー氏が、数年がかりの内部データベース移行が完了したことを発表しました。Amazonでは以前から「データベースの脱Oracle化」を目指していましたが、一部のサードパーティー向けアプリケーションを除いて、目標を実現したことになります。

Migration Complete – Amazon’s Consumer Business Just Turned off its Final Oracle Database | AWS News Blog
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/migration-complete-amazons-consumer-business-just-turned-off-its-final-oracle-database/


バー氏によれば、Amazonのエンジニアリングチームは、社内システムの定期的な再評価を行っており、改善の方法が見つかればアーキテクチャと実装を徹底的に近代化し、ときには一から作り直すこともいとわないとのこと。

このチームが目をつけたのが、管理と拡張に多くの時間が割かれてきた、何千ものレガシー化したOracleのデータベースでした。


バー氏らは、複数年にわたる計画でデータベースの移行を実施。移行作業にはAlexa、Amazon Prime、Amazon Prime Video、Kindle、Amazon Music、Audible、Twitchなど、合わせて100以上のチームが参加しました。

7500近くあったOracleのデータベースには75PBのデータが保存されていましたが、一部のOracleとの結びつきが強いサードパーティアプリケーションを除いて、Amazon DynamoDB、Amazon Aurora、Amazon Relational Database Service、Amazon RedshiftなどのAWSデータベースサービスへ移されました。


2018年のAmazonプライムデーでサーバーダウンが発生した際には、OracleからAmazon Auroraのデータベース乗換が原因だと報じられる一幕もありましたが、Amazonはこれを否定。移行にあたって、ダウンタイムはほぼ発生しなかったとのこと。

「AmazonプライムデーのダウンはOracleからのDB乗り換えが原因ではない」とAmazonのCTOがCNBCの報道を否定 - GIGAZINE

by Mark Mathosian

AWSデータベースサービスに移行したことで、社内チームはそれぞれニーズに最適なサービスを選択できるようになり、コストは60%以上減少。コンシューマー向けアプリケーションのレイテンシも40%削減され、管理サービスの切り替えにより、データベース管理のオーバーヘッドも70%削減されたとのことです。

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in ハードウェア, Posted by logc_nt

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