Blue Prism、企業の業務自動化を推進するインテリジェントオートメーション機能「Enterprise V6.6」のリリースを発表

Blue Prism株式会社はクラウド版のデジタルワーカーやDigital Exchange(以下、DX)マーケットプレイスへのアクセスを含む包括的なオートメーションプラットフォームを提供している。DXは、インテリジェントオートメーションの「アプリストア」のように機能し、顧客、リセラー、テクノロジーパートナー企業がダウンロードできる数百のアプリケーションで構成されている。

また、ABBYY、Appian、Googleなどの企業がBlue Prismと協働して数百のアセットを一括登録しており、パートナー企業はさまざまな業界に機能を提供することができる。DXでは現在150以上のGoogle APIが提供されており、ユーザーはデジタルワーカーにインテリジェントオートメーション機能を追加できる。

そして今回、Blue Prismはインテリジェントオートメーションを多くのユーザーが活用できるよう、connected-RPA製品であるEnterprise V6.6のリリースを発表した。これにより、企業はクラウド版またはオンプレミス版をダウンロードして簡単にアクセスできるようになる。

オンプレミス試用版では、Blue Prismを初めて検討するユーザーは、自社のIT環境ですばやくインテリジェントオートメーションプラットフォームを評価することができる。また、v6.6で提供される「Getting Start ツアー」に加えて、データベース設定ウィザードと簡便なライセンス体系により、Blue Prismを初めて使用するユーザーの評価向上につながるという。

Azureのクラウド試用版では、Blue Prismを初めて検討するユーザーもすでに利用中のユーザーも、Microsoft Azure上のデジタルワークフォースの利点を活用できるクイックスタートオプションである。

試用期間中、フル機能を備えた仮想マシン上のBlue Prismインスタンスが無償で1台分提供される。ユーザーは、Azureクラウドの利用分についてのみ課金される。また、今後AWS、Google、IBM、Oracleなどのクラウド環境でも利用できるようになる予定である。

このDXの新しい製品により、ユーザーはBlue PrismのMicrosoft試用版にワンクリックでアクセスできるほか、Google Cloudユーザーは利用できる機能が増加し、簡単に活用できるようになる。

さらに、Blue Prismの機能拡張されたデータゲートウェイを活用することで、Blue Prismで生成するデータ量の管理と、データのメンテナンスが可能となる。主に次の3つの領域で機能が強化されている。

  1. データゲートウェイ再試行
  2. データゲートウェイがエンドポイントにデータを送信できない場合、これをディスク上のファイルに記録し、後で再送信する機能である。

  3. ワークキュー分析スナップショット
  4. ユーザーはワークキューのスナップショットデータをセッションログ、ダッシュボード情報、およびカスタムのオブジェクトデータとともに外部のエンドポイントに送信できる。これにより、外部レポートツールおよびデータストレージシステムで活用できるデータ量を増やすことができる。

  5. データベース保守およびアーカイブの改善
  6. 大きなデータパケットを分割するよう、サーバーとクライアント間のデータ転送メカニズムを変更し、効率性を向上させた。これらの領域における改善によって、Blue Prismデータベースに保存される情報量が減り、ユーザーはより効果的にデータベースを維持できるようになる。

なお、V6.6は米国政府の要件であるFIPS(連邦情報処理規格)に準拠している。FIPSは、軍事以外の政府機関および米国の州や公共機関を支援する請負業者やベンダーが利用するためのドキュメント処理、暗号化アルゴリズム、およびその他の情報技術規格を記述する規準である。

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