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北米版の新型「レガシィ」にデンソーとBlackBerry共同開発の統合コックピットシステム「Harmony Core」搭載

BlackBerryの「QNX Hypervisor」を世界で初めて車載

2019年9月11日 発表

デンソーとBlackBerryが共同開発した「Harmony Core」を搭載する北米版の新型「レガシィ」

 デンソーとBlackBerry Limitedは9月11日、共同開発した自動車向けの統合コックピットシステム「Harmony Core」が、今秋から米国で販売されるスバルの新型「レガシィ」「アウトバック」に搭載されると発表した。

 両社が開発したHarmony Coreは、表示や音声など複数のHMI(Human Machine Interface)製品を連携させる世界初の「統合HMIプラットフォーム」として2017年12月に発表されたもの。BlackBerryの「QNX Hypervisor(ハイパーバイザー)」を世界で初めて車載製品に導入し、特性の異なるOSで作動する複数のHMI製品を1つのマイクロコンピュータで制御してシームレスに連携させる。これによって製品同士の表示や音を調整し、車両周辺や運転手の状況などに応じてディスプレイ表示や警告音で分かりやすく注意喚起。ドライバーの利便性を向上させる。

 また、製品化に向け、車載環境で求められる操作性や最新のユーザーエクスペリエンスなどを熟知するスバルも開発に協力しているという。

Harmony Coreでは複数のHMI製品を1つのマイクロコンピューターでシームレスに制御
新型「レガシィ」
新型「アウトバック」