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DNP、申請・申込手続きのペーパーレス化支援サービスでデジタル内製用ツールを提供

 大日本印刷株式会社(以下、DNP)は30日、帳票類への記入時にタブレット端末を活用し、帳票作成からデータ保管までをデジタル化する「DNPデジタル帳票配信・受信サービス」を強化すると発表した。タブレット端末に表示するPDF帳票の設計から検証、システム登録といった一連の作業を、担当者自らが行えるツールを開発し、同サービスに新機能として追加するという。

 DNPでは、タブレット端末上に帳票のフォーマットを表示し、手書き入力した文字をテキストデータ化して、各種申し込み手続きなどのペーパーレス化を支援する「DNPデジタル帳票配信・受信サービス」を、2018年から提供している。

 今回は、同サービスで利用するデジタル帳票を、導入企業の担当者が自ら制作できる帳票作成ツールを新たに提供する。これまではDNPがデジタル帳票の制作を行ってきたが、そのノウハウを帳票作成ツールとして顧客企業に提供することで、各種帳票の制作期間の短縮とコストの削減を実現し、企業等のペーパーレス化・業務効率化を支援するとした。

 具体的には、「DNPデジタル帳票配信・受信サービス」用のデジタル帳票の制作に必要な、「定義ファイル」「PDFフォーム」などのファイルと、帳票の修正・流用に利用する「設計書」を生成してくれる。

 またPDFデータのレイアウトは、Adobe Acrobat Pro DCと連動して設計可能。Excelファイルで作成された「設計書」を読み込むことにより、帳票設定を効率的に行うことができるという。また「設計書」が不完全な場合でも、ツール上で項目を設定し直すことが可能とした。