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GitHubはActionsを活用したCI/CDサービスを開始し、公開リポジトリ対しては無料で提供

原文(投稿日:2019/08/08)へのリンク

開発者のフィードバックに基づいて、GitHubはGitHub Actions向け独自のContinuous Integration/Continuous Delivery (CI/CD)サービスを導入した。現在ベータ版であるため、新しいサービスは公開リポジトリに対しては無料で提供され、セルフホスティングをサポートする。

簡単に言えば、GitHub Actions向けGitHub CI/CDは、Linux、macOS、Windowsなどのさまざまなプラットフォームでのユーザプロジェクトの構築、テスト、デプロイを可能にする。サポートされる言語とフレームワークには、Node.js、Python、Java、PHP、Ruby、C / C++、.NET、Android、iOSがある。アプリケーションで複数のサービスの調整が必要な場合は、docker-composeコマンドを使用することもできる。さらに、GitHub CI/CD使用すると、環境、ランタイムバージョン(例えば、異なるバージョンのノード、OS)の組み合わせを使用して、複数の並列テストを簡単に実行できる。

GitHubが独自のCI/CDサービスを導入する前は、開発者はCircleCIが提供するようなサードパーティのCI/CDサービスを既に使用できた。新しいGitHubサービスは、リポジトリでActionsを有効にするときにCI/CDを構成するように開発者に提案することにより、CI/CDの使用をさらに容易にすることを約束する。

GitHub Actionsは、ビジュアルエディターを使用してステップと呼ばれる基本的なビルディングブロックを構成することにより作成するか、YAMLコードとして記述することで作成するワークフローである。その後、ワークフローはDockerコンテナーにパッケージ化され、GitHubまたは他のプロバイダーのサーバ(独自の自己ホスト型サーバを含む)で実行される。ワークフローは、ブランチまたはタグの作成、問題の修正、新しいメンバーの追加など、特定のライフサイクルイベントが発生するとトリガーされ、GitHub APIを使用してリポジトリにアクセスできる。

GitHub Actionsの利点の1つは、リポジトリに保存されたコードを使用してファクトワークフローとステップが定義されることである。これにより、他のプロジェクト成果物と同様に、プロジェクト内またはプロジェクト間で簡単に共有および進化させることができる。

昨年の導入以来、GitHub Actionsは、問題の管理、リリースの自動化、パッケージの公開、ユーザとのコラボレーションなどを含む多くのタスクに広く使用されている。すでに述べたCircleCIに加えて、LaunchDarklyCode Climatemablなど、他の多くの企業も独自のActions統合サービスを提供している。

GitHub CI/CDは現在ベータ版で提供されており、すべてのユーザが無料で利用できる。11月13日に一般向けに利用可能となる。ベータ版以外では、公開リポジトリおよびGitHubのCI/CDランナーをセルフホストする場合は無料のままである。

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