概要
前回の記事C#でWindows Serviceを作る(2)の続き。
環境
Windows 10
Visual Studio 2017 Community
手順
開発したサービスを実際にWindows 10にインストールして、
サービス管理画面で確認してみます。
ビルド
ビルドメニューの「ソリューションのビルド」を選択し、
実行ファイル(Exe)を生成します。
中身は何も実装していないので、
何もしないサービスですが(笑)。
インストール
「C#でWindows Serviceのインストール処理を実装する」では、
サービスのインストール機能をExeに組み込みましたが、
今回はDocsにも記載されている方法でインストールします。
まずはスタートメニューの開発者コマンドプロンプトを右クリックして、
「管理者として実行」を選びます。
コマンドプロンプトが起動するので、カレントフォルダをExeがあるフォルダに移動します。
以下のコマンドを実行します。
>installutil Exeの名前
以下のような画面が表示されるので、管理者権限のあるユーザー名とパスワードを入力してください。
ユーザー名の先頭には、コンピューター名と¥マークを付加してください。
⇒つまり、「コンピューター名¥ユーザー名」の形式で入力
サービスの確認
ちゃんとインストールされているか確認してみます。
Visual Studioで設定した内容がこちら。
タスクマネージャーを起動して、サービスタブを表示してみます。
ServiceName、Descriptionが表示されていますね。
インストール直後は停止状態です。
続いてサービス管理ツールの表示を確認してみます。
こちらでは、DisplayNameで表示されていますね。
Descriptionに設定した文字列が、説明の部分にちゃんと表示されています。
スタートアップの種類も手動(=Manual)と、設定した値になっています。
サービスのアンインストール
サービスのアンインストールの手順も書いておきます。
開発者コマンドプロンプト(管理者モード)を起動し、
カレントディレクトリをExeのあるフォルダにします。
その後、以下のコマンドを実行します。
>installutil -u Exeの名前
ここまでで、C#でのWindows Serviceのベース部分の作成と
インストール/アンインストールまでできました。
次回は処理の実装についての備忘録を書くつもりです。