ニュース

Microsoftが8月の月例パッチ公開、危険度の高いリモートデスクトップの脆弱性などを修正

 日本マイクロソフト株式会社は14日、8月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Microsoft Edge、Internet Explorer(IE)、Office関連のソフトウェア、SharePoint関連のソフトウェア、Microsoftマルウェア対策ソフトウェア、Visual Studio、Dynamics 365、ChakraCore。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 10/8.1/7、Windows Server 2019/2016/2012 R2/2012/2008 R2/2008)、Microsoft Edge、IE、Office関連のソフトウェア、SharePoint関連のソフトウェア、ChakraCore。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで93件で、うち最大深刻度が“緊急”のものが29件。

 また、今回修正した脆弱性のうち、Windowsを対象とした「CVE-2019-1181/1182(リモートデスクトップサービスの脆弱性)」については、この脆弱性を悪用するマルウェアが登場した場合には、ユーザーの操作なしで脆弱な端末に感染が広がる恐れがあるとして、可能な限り迅速に修正パッチを適用するよう呼びかけている。