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クラウド請求書サービス「Misoca」、軽減税率に対応

 株式会社Misocaは18日、クラウド見積書・納品書・請求書発行サービス「Misoca」の新機能として、「軽減税率8%の入力・自動計算」と「区分記載請求書等保存方式の要件を満たす帳票作成・出力」を追加したと発表した。10月1日に消費税が10%に増税される見込みだが、その際に導入される「軽減税率」に対応した機能だ。

 Misocaでは、最低限の情報を入力するだけで、各種伝票をメール、PDF、リンク共有、郵送などで顧客に送付できる。これら見積書・納品書・請求書のデータは自動的に転記されるため、入力ミスの心配はない。また、同社の親会社である弥生株式会社が提供している各種会計ソフトをはじめ、freee、MFクラウド会計・確定申告などのサービスとの連携もできる。

 今回追加された「軽減税率8%の入力・自動計算」は、見積書・納品書・請求書の帳票明細行ごとに税率が設定できる機能。帳票明細に新たに「税区分」の列が追加され、消費税が10%の商品と、軽減税率が適用される8%の商品が1つの伝票に混在できるようになっている。

伝票の入力画面「税区分」の列が追加された

 「区分記載請求書等保存方式の要件を満たす帳票作成・出力」は、軽減税率8%の入力・自動計算で入力した伝票の印刷や出力ができる機能。区分記載請求書とは、軽減税率の対象になる帳票明細に「※」などの印を付け、消費税の欄に10%と8%の税率ごとに区分して記載する請求書のことだ。

出力した請求書。軽減税率の対象になる帳票明細に「※」が付く。また、消費税は8%と10%の内訳も出力される