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NTT-AT、既存音声通話設備と併用する非対面・遠隔支援ソリューション「Comme@カスタマーサポート」

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は、既存の電話設備はそのままに、非対面・遠隔支援ができる「Comme@(コムアット)カスタマーサポート」(以下、Comme@CS)を、6月からサービス提供開始する。価格はオープン。

 NTT-ATでは現在、Webブラウザを用いて音声・映像・画面共有・アノテーション(描画)・チャットなどの機能を利用できる、WebRTCベースの簡易クラウドコンタクトサービス「Comme@」を提供している。

 今回提供を開始する「Comme@CS」は、Comme@の進化系サービスに位置付けられており、既存の電話設備はそのままに、Webブラウザを介して顧客とサポートセンターのオペレーター間を簡単な手続きでつなぎ、双方向の画面共有や資料共有、映像通信、チャットなどの機能を提供できるという。

 またポインター機能により、オペレーターが必要な入力個所を顧客側に指し示すことや、説明に必要なページ(URL)をチャットで送り、顧客のブラウザに別タブで表示することも可能。コールセンターが利用している電話設備とComme@CSを組み合わせることにより、オペレーターは顧客の困りごとに対して、的確な情報伝達と遠隔支援を行えるとした。

 加えて、ブラウザ間の通信ではWebRTCで標準採用されている暗号化技術を採用しており、安全な通信経路での通信を実現。共有したい資料はクラウドにアップロードすることなく共有できるので、情報漏えいのリスクを最小化しているとのことだ。

 なお既存のComme@は、サービス名称を「Comme@ONE」に変更してサービスを継続する。