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Google Cloud、Kubernetesアプリの開発を支援するIDEプラグイン「Cloud Code」を発表

Developers Keynoteレポート

 GoogleのクラウドサービスであるGoogle Cloudのカンファレンス「Google Cloud Next '19」が4月9日から4月11日まで、米国サンフランシスコにて開催された。

 2日目の基調講演でもさまざまな新サービスやプロダクトが発表されているが、同日にはもう1つの基調講演として、ややカジュアルでお祭りのような雰囲気で開催される「Developers Keynote」も開かれた。

IDEからKubernetesへのビルドやデプロイを実行するCloud Code

 この中で、「Cloud Code」が発表された。Kubernetesアプリケーションを開発するときのビルドやデバッグ、デプロイなどを、統合開発環境(IDE)から操作できるようにするプラグインだ。Visual Studio Code向けの「Cloud Code for VS Code」がベータ版、IntelliJ向けの「Cloud Code for IntelliJ」がアルファ版。

 壇上では、Vue.jsで書かれたライフゲームのアプリケーションを題材にCloud CodeからGKEにデプロイするところをデモした。

Cloud Codeの発表
Cloud Codeからのビルドとデプロイ

 Developer Keynoteではそのほか、初日に発表されたKnativeベースのサーバーレスコンピューティングプラットフォーム「Cloud Run」もデモされた。

 題材は、WordドキュメントをPDFに変換するWebアプリケーションだ。Webからファイルをアップロードすると変換されたPDFが表示される、単純なプログラムだ。このプログラムのコンテナイメージのURLとサービス名を指定するだけで動くところが実演された。

 このプログラムはPythonプログラムの内部でLibreOfficeをheadless(GUIなし)モードで起動することで変換を実現している。Cloud Runなら実行するコンテナイメージ(ひな型)を選べるため、サーバーレスでありながらどんな言語や依存プログラムでも使えるというのがデモの肝だ。今回のデモでは、DockerfileでLibreOfficeとWebアプリケーションフレームワークのFlaskをインストールしてコンテナイメージを作って実行していた。

 さらに、同じプログラムをCloud Run on GTKや、さらにはIBM CloudのKnativeでも動かし、まったく同じに動くというポータビリティもデモされた。

Cloud Runを披露
Cloud Runでコンテナイメージを指定して実行
WordドキュメントをPDFに変換するWebアプリケーション
内部ではLibreOfficeを呼び出している
同じプログラムをIBM CloudのKnativeでも動かす