SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

現役TikTokインフルエンサーに聞く、マーケターが知っておくべきTikTokの最新トレンド

 マーケティングチャネルのひとつとしても注目を集めるショートムービーアプリ「TikTok」。日本でのリリースから約1年で、国内総再生数は130億回を超えている。このTikTokの急成長を、現役のTikTokインフルエンサーはどう捉えているのだろうか。TikTokの広告パートナーの一社であるベクトルグループで、若者をターゲットとしたマーケティング事業に携わる高橋美乃里氏とアハト氏に話を伺った。

努力で人気者になれるTikTok

MarkeZine編集部(以下、MZ):TikTokがここまで流行った要因についてどのようにお考えですか。

高橋:2つの理由があるかと思います。まず、今まで写真で「かわいい」を表現する方法は研究が進み、多くのアプリがリリースされてきました。動画でも、1・2年前から「かわいい」を演出できるようになり、ユーザーのニーズに応えられるようになってきました。TikTokもその流れにうまく乗っています。

ベクトルグループ 若者マーケラボ 主席研究員 高橋 美乃里氏
ベクトルグループ 若者マーケラボ 主席研究員 高橋 美乃里氏

高橋:もうひとつの大きな要因が「音楽に合わせ手軽にオリジナルの動画を作れること」です。表情を変えるだけでもユニークなコンテンツが作れる。他のSNSでは、投稿はしたいけど何をやったらいいかよくわからないという多くのユーザーは、「人気コンテンツを真似するだけ」になっていました。TikTokでは、そこまで斬新なアイデアのない人でもオリジナルの動画を投稿でき、人気者になれるチャンスがあるのです。天才じゃなくても「撮り方の努力」で人気者になれるというわけですね。

投稿動画のイメージ:アハトさんのTikTokより

AIによるレコメンドで好みに合った動画が

MZ:自分では動画の投稿を行わず、コンテンツを見ることを楽しむユーザーも少なくないでしょう。そういうユーザーでもTikTokに夢中になる理由とは?

アハト:ユーザーが見たいと思うコンテンツをレコメンドするアルゴリズムが優れています。どういったコンテンツを好んで視聴しているかをAIが分析し、最適化されたものが流れてくるようになっています。

 また、TikTokは曲との相性もよく、音楽を楽しむという要素もあります。まるでミュージックビデオを流し見している感覚で使っている方も多いでしょう。

ベクトルグループ クリエイティブチーム ビデオエディター アハト氏
ベクトルグループ クリエイティブチーム ビデオエディター アハト氏

高橋:自分が作った音源をいろんな人に使ってもらえるところも大きく、動画投稿よりも楽曲の投稿に専念しているユーザーも少なくありません。様々な才能を活かせる場にもなっています。

次のページ
ユーザー層の広がり

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

大木 一真(オオキ カズマ)

モジカク株式会社 代表取締役。株式会社サイバーエージェントに新卒で入社し、Webメディア「新R25」の立ち上げにディレクター兼編集職として参画。Webマーケティングを手掛ける株式会社AViC(2022年7月に東証グロース市場へ上場)の創業期に参画し、執行役員を務める。2019年1月にBtoBサービスやSaa...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2019/02/19 11:00 https://markezine.jp/article/detail/29621

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング