スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

2018年にレビューした品々を総括! 後編

2018年7月~12月のガジェットを再考

 前回に引き続き、2018年に本連載でレビューしてきた品々を総括していきます。今回は2018年下半期分。7月~12月にレビューしたものです。さっそく見ていきましょう♪

2018年7月──WASDキーボード最高!

 7月の記事は4本。「コストコではモバイル系製品も安かった♪」「夏に使う! iPhone X用ケース×3種」「自分史上最高のキーボードを手に入れた! かも!」「有名スマホリング「iRing」の新型を使ってみた」でした。

会員制の倉庫型量販店として知られるコストコ。コストコではデジタル系製品も多々売られていて、高品質で低価格なものが多かったという記事です。
完全防水型や放熱重視型といったiPhone X用ケースを3種類紹介しています。
WASDというユニークなキーボードメーカーとそのキーボードを紹介しています。WASDでは、キー数やキートップやキースイッチ種類などをユーザーの好みにカスタマイズして購入することができます。
スマートフォンなどのホールド感を高める「スマホリング」の一種、AAUXXブランドのiRingシリーズを紹介しています。

 まずコストコ。月に1度程度コストコを利用していて、毎回デジタル製品のコーナーを見て回っていますが、高品質・低価格なものが相変わらず多いです。ただ、「あらコレいいかも~しかも安い!」とか思ってビシバシ買っているので、最近では買うものがなくなってしまいました。コストコのデジタル家電やガジェットは、家電量販店ほどはバリエーションはないのでした。

 iPhone X用ケースは、iPhone Xを手放したため使っていません。と言うか、全部処分してしまいました。スマートフォンの機種変更をすると毎回ケースを捨てることになりますが、アレですね、凄くモッタイナイって感じがしますね、捨てるとき。でもケースがあるからこそスマホをキレイに保てて、キレイだと下取り価格なんかも高いわけで、やっぱりケースは必需品のような気がします。

 それからWASDのキーボード。その後もハードに使い続けましたが、無問題&快適に使えています。ただ、8月に入ってからキー刻印が減らないタイプのキートップを購入すると同時に、WASDキーボード本体側も別のキースイッチ搭載品を買い、現在はそれらのセットを使っています。

 スマホリングですが、夏頃まで使って、現在は使っていません。秋口からスマホの2台持ちをするようになったんですが、2台の背面を密着させ、2台ごとソフトな収納袋に入れて持ち歩くので、スマホリングが邪魔になってしまった感じ。スマホリング、付けていれば付けていたで快適なんですけど、やっぱりどうしても背面が微妙に出っぱるのが残念ですね。

2018年8月──新しいWASDキーボードも最高!

 8月の記事は3本。「Qiでスマホをワイヤレス充電」と「再び「WASD Keyboards」でカスタムキーボード購入」と「電子マネーカードの残高や履歴を知りたい」でした。

Qi関連の話題です。今の世代のQi充電台やQi対応モバイルバッテリーなどを紹介していますが、かつてと比べるとどの製品も安定的に使えています。
7月にも紹介したWASDキーボードですが、8月に入って刻印が消えないキートップと、キースイッチが異なるキーボードも改めて購入。それらの使用感などをレビューしています。
Suica、PASMO、nanaco、WAON、Edyなどの電子マネーカードの残高を知る方法についてまとめた回です。

 Qi関連ですが、充電台は毎日使用中。2018年の11月頃に手持ちの余分なスマートフォンやタブレットを処分しましたが、スマートフォンは iPhone XS Max と Google Pixel 3 XL のみになりました。これら端末は両方ともQi対応。完全ケーブルレスで使えるのでスッキリ&快適です。車載用のQi充電台型ホルダーも買おうかナ!

 それから、改めて購入したWASDキーボード。細々したカスタマイズにより快適さUPでイロイロ良い結果になりましたが、とりわけ刻印がすり減って消えたりしないダブルショットキーキャップ(2色成形キーキャップ)がナイスです。キートップ刻印が消えないと、キーボードの見栄えがいつまでもキレイでイイ感じ♪ 打鍵によりキートップが摩耗してややツルツルしだして光ってはきますが、刻印はずっと鮮明なままで気分がいい! ダブルショット最高! そしてやっぱWASD最高!

 電子マネーカードの残高を知る方法についてですが、スマートフォンなど端末を使わず、単体で使えるポケッタブルなカードリーダー製品が意外なほど役立ち続けています。最近は電子マネーカードを使いまくりなんですが、気になったときにすぐ電子マネーカード残高がわかるカードリーダー製品は超便利。スマホより手間数が少なく使えるシンプルさがイイです。

2018年9月──Bluetooth MIDIキーボード超便利~♪

 9月の記事は2本。「メカニカルキーボードをオススメしたい!」と「KORG microKEY Air でワイヤレス楽器♪」でした。

メカニカルキーボードをオススメしている記事です。メカニカルキーボードとは何か? キースイッチの選び方は? など基本となる情報をまとめた記事にしました。
スマートデバイスと無線接続し、ソフトウェアシンセサイザーなどの音楽系アプリで音を出すためのキーボードを紹介しています。Bluetooth MIDI(BLE-MIDI)キーボードですね。

 メカニカルキーボードを勧めている記事ですが、メカニカルキーボードにあれこれとハマっていく過程で必要になったり改めて知ったりした情報をまとめてみました。ある種の自分用メモでもありますが、これからメカニカルキーボードに触れていく人にとってのハードルを下げるための記事でもあります。メカニカルキーボード、とても快適に入力できるデバイスですので、ゼヒどうぞ!

 Bluetooth MIDI(BLE-MIDI)キーボードの KORG microKEY Air ですが、使えば使うほどその便利さを痛感します。もう有線式のMIDIキーボードには戻れない~♪ みたいな。電池式&ワイヤレス接続なので、キーボード回りにコードの類が皆無なんですが、ほんっと~にスッキリ使えて最高です。

2018年10月──アップルのデバイス、やっぱり、たっか!

 10月の記事は4本。「ヘンテコ形状マウス MX Vertical の使用感」「ファーウェイの8インチタブレットはイイぜ!」「エレキもiPhoneも全部ワイヤレスのアンプ!」「iPhone XS Max たっか! でも買いました~」でした。

斬新な形状のマウス、ロジクールの MX Vertical アドバンスエルゴノミックマウスのレビュー記事です。
ファーウェイの8.4インチタブレット MediaPad M5 のレビュー記事です。
Rolandの BOSS KATANA-AIR のレビュー記事です。ギターと無線でつながるワイヤレス・ギターアンプですね。
iPhone XS Max のレビュー記事です。

 まず MX Vertical ですが、その後しばらく使ったものの、また元のマウスに戻してしまいました。元のマウスは MX Master です。戻した理由は、MX Vertical のボタン数の少なさにちょっと鬱憤がたまったから。より高い機能性があるマウスのほうが、やっぱりちょっと便利だなぁ、みたいな感じ。

 MediaPad M5 ですが、現在も愛用中。片手で掴むように持てて、小ぶりのバッグにも収まるサイズで、処理性能も十分高く、表示サイズも大きめで解像度も高い。バランスがイイですね。

 BOSS KATANA-AIR ですが、これもまた一度使うと後戻りできないワイヤレスならではの良さがあります。もうシールドケーブルも必要無いのかもしれないナ~、と、ちょっとニヤけられる便利さです。

 iPhone XS Max ですが、性能もサイズも表示もイイんですが、何と言うか、やっぱり結局「この部分が最高にイイからこの値段でも頷ける」というような満足感には至らない感じです。コストの見返りとして得られる感動が少ない。いやイイ端末だとは思うんですけど、やっぱり値付けがミョーに高価すぎると思いますね~。iOSとMacOSを鋭意連携使用しているとか、仕事で最新iPhoneが必要だとか、独自の機能に超絶惚れ込んでいるとか、そーゆー感じのユーザーならどうにか納得できるかもですが、そうじゃないユーザーだと……ですネ。なんか、同時期に出てきたほかのアップル製デバイスからも似たような印象を得た筆者です。

2018年11月──スマホで耳掃除は飽きた

 11月の記事は4本。「スマホで耳掃除! 耳の奥まで見える~♪」「iPhone XS Maxで商品撮影~♪」「6年ぶりの新型ScanSnap iX1500 でスキャン!」「スマホと蜜月な2カメラ・ドライブレコーダー!」でした。

サンコー「スマホでWiFi耳かきスコープ」のレビュー記事です。スマートフォンとWi-Fi接続できるマイクロスコープで、スマホで耳のなかを見ながら耳掃除ができます。
iPhone XS Max で商品撮影にトライする記事。どんなレベルの商品撮影ができるか試すと、かなりハイレベルな写真が得られたのでした。
最新型ScanSnapであるiX1500のレビュー記事です。高速ドキュメントスキャナですね。
モニター画面を持たず、スマホ経由で使う、2カメラ・ドライブレコーダーのレビュー記事です。

 まずサンコー「スマホでWiFi耳かきスコープ」ですが、記事中でも触れたように、スコープ部が少し太めで耳の奥まで入らないというのもあり、急速に使わなくなりました。モノとしてはオモシロいんですが、何度か使うと……ハッキリ言って飽きちゃう感じ。そうなってくると、スコープの太さとか、イマイチな画質とか、そういう難点がさらに気になるようになって……というガジェットお蔵入りスパイラルが発生、みたいな。

 iPhone XS Max での商品撮影ですが、その後も実際に商品撮影をしています。わざわざ一眼レフと照明をセットするまでもないかな~くらいの商品の撮影で、iPhone XS Max が大活躍中。ただ、厳密に言うとオートホワイトバランスがわりと不安定なので、そのあたりに注意したり、マニュアル撮影対応アプリを使ったりする必要があると感じています。

 高速ドキュメントスキャナiX1500ですが、Wi-Fiで使えて、しかも本体のみ操作すればいいというのは、物凄く快適ですネ。必要に応じてすぐ使える感覚なので、たまりがちな一時保管書類とかレシートとか名刺とかそういう紙類がどんどん減っていきます。クラウド時代のドキュメントスキャナとして非常によくできていると思います。

 2カメラ・ドライブレコーダーですが、記事中にもあるように、設置スペースがあまり確保できないクルマで使うには非常に好都合です。普段は存在に気付かないような感じ。モニター画面がないのでスマホでライブ映像表示や録画確認をする必要があり、一手間かかるわけですが、まあそんなに頻繁に行うことでもないので、実用上気になりません。ただ、お値段がちょ~っと高めかな、というのはあります。

2018年12月── Honda Total Care はイイぞ!

 12月の記事は、総括記事の前後編を除くと、1本。「スマホとネットとホンダのクルマ」でした。

ホンダ車オーナーが加入できる統合ケアサービス Honda Total Care に関する記事です。Honda Total Care はスマートデバイスとの連携も可能な優れたサービスです。

 Honda Total Care サービス、ヒッジョーに気に入っています。こんなサービスがあって、しかも現行の車種ならほぼ使えて、純正ナビ付きならさらにイロイロできて、それで使用料や通信料が無料って、サービスとして非常にリッチだと思います。

 ただ、やや頑張って使って行こうという気持ちを持たないと、微妙に理解しにくい部分もあります。というか、ホンダはもっとこのサービスを説明・啓蒙していくべきだと思うんですけど、そういうコンテンツなり情報なりが意外にナイんですよね。なので、やや前のめりでこの記事を作成したというところもあります。

 あと、残念なのが Honda Total Care アプリは、現状どうも Google Pixel 3 XL では動かないこと。最新OSだからだと思いますが、ぜひアプリのアップデートをお願いしたい感じ。

 Honda Total Care サービスについて、よく使うのは「Myスポット」「燃費履歴」「ドライブノート」「立ち寄り履歴」といったあたり。クルマの最新の情報(というか状態)がスマホで即チェックできるのは有り難い! ツイデにバッテリー電圧とかそういう細かな情報も……って話は記事にも書きましたっけ。

 ともあれ、非常に気に入っている Honda Total Care サービス。個人的には、このサービスがあるから次のクルマもホンダ車にしたいな~と思うほどです。今後も鋭意使いまくっていきたいと思います。

 といった感じの2018年の下半期分総括。ワイヤレス系ガジェットの利便を痛感しているパターンが多かったかもしれません。ともあれ、今年も一年間、本連載をご愛読くださりありがとうございました! 来年2019年は1月7日から更新を開始する予定ですので、ぜひ来年もご愛読ください。

 では、よいお年をお迎えください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。