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ハンモックのOCRソフト「AnyForm OCR」、手書き日本語文字の認識率を強化

 株式会社ハンモックは12日、取引先帳票対応のOCRソフトウェア「AnyForm OCR」において、手書き日本語文字の認識率を強化した新版「同 Ver5.2」を発表した。2019年2月18日にリリースする予定。

 AnyForm OCRは、デザイナーツールを用いて取引先帳票を簡単にOCR設計できるOCRソフトウェア。帳票ごとにOCR項目を座標指定する従来方式に加えて、個別の帳票設計を不要にする、OCR処理したい項目(キーワード)を登録する方式を提供している。

 今回の新版では、文字認識時にAIによるOCRを行うオプションを提供する。従来のOCRでは高精度の認識が難しかった手書きの人名、住所などの認識について、特に効果を発揮するという。なお、この機能を利用するにあたっては、インターネット接続環境が必要になる。

 また、新たに深層学習によるエンジンを搭載し、チェックマークなど、マークの認識に対応。さらに、手書きOCRエンジンに認識精度を向上させるための設定を追加し、FAXによりノイズやかすれがある場合でも、従来と比べて高精度に認識を行えるようになったとのこと。

 このほか、キーワードOCRにおいてデータ位置を特定する性能を向上させ、位置を誤判定するケースがあった時に、該当個所は誤りであることを簡単に学習できるようにした。

 AnyForm OCRの価格は、1システム200万円(税別)から。AI OCRオプションは対象画像数に応じて料金が変動する仕組みで、価格は月額3万円(税別)から。