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日立情報通信エンジニアリング、非定形帳票の処理を自動化する「AI活用帳票入力ソフトウェア」をバージョンアップ

読み取り可能な帳票の範囲を多種帳票に拡大

 株式会社日立情報通信エンジニアリングは、非定型の請求書処理を自動化する「AI活用帳票入力ソフトウェア」について、読み取り可能な帳票の範囲を多種帳票に拡大するなどのバージョンアップを行い、12月18日に販売を開始すると発表した。

 AI活用帳票入力ソフトウェアは、人手作業で行ってきた非定型帳票の入力から照合までの作業を自動化することで、業務効率化の推進を支援するソフトウェア。非定型帳票の自動読み取り・データ化が可能で、スキャナーなどで画像データに変換した帳票から、必要項目と内容をデータ化し、業務システムに連携しやすいCSV形式で出力する。

 申請データや過去の帳票読み取り結果(位置情報)などをソフトウェアが総合的に判断し、読み取りデータに対する「確信度」を数値として出力。この確信度を活用して、人が関与する業務フローを減らし、人員コストの削減、作業の効率化を可能にする。

 バージョンアップでは、読み取り可能な帳票の範囲を、非定型の単一帳票から多種帳票に拡大し、請求書、注文書、納品書などの異なる金銭取引帳票類の入力処理業務をまとめて行えるようになった。ソフトウェアを導入することにより、人手による多種多様かつ大量の帳票データ入力作業において、作業時間の削減だけでなく、ヒューマンエラー削減や業務効率化、コスト削減を可能にする。

 また、企業がより導入しやすいよう、年間利用枚数について「1万枚まで」と「3万枚まで」の安価なメニューを2種類追加した。

 製品のソフトウェアライセンス、導入支援、保守・サポートを含む価格(税別)は、年間契約で読み取り帳票枚数1万枚以下の場合で年額30万円、3万枚以下で年額75万円、6万枚以下で年額120万円、12万枚以下で年額240万円、24万枚以下で年額480万円など。月間契約や、試用ライセンス(1カ月限定、月額19万8000円)も用意される。