Vincent Houze氏がTouchDesigner上で流体シミュレーションを動作させたサンプルをgithubに上げてくれました。
といってもこのサンプル、そのままで動くわけではなく、dllを自分でbuildする必要があります。
自分でやったbuild手順を上げておきます。
デザイナにはちょっと大変なので、誰かにbuildしてもらってdllを貰うと良いかも。
ビルド・動作環境
- Windows 10 64bit
- Razer Blade
- Geforce 1060
必要なソフト
- Visual Studio Express 2015(2017 Communityでもいけるかも)
- TouchDesigner 099 CommercialもしくはPRO(Cpp CHOPは有料版でしか動かない)
手順
1. Visual StudioとTouchDesignerのインストール
説明省略。
2. CUDA Toolkitをインストール
CUDA 8.0をインストールします。
https://developer.nvidia.com/cuda-downloads
3. githubからプロジェクトをダウンロード
githubからdownload zipして解凍します。
https://github.com/vinz9/FlexCHOP
4. Flexのプロジェクトをダウンロード
NVIDIA Flexをダウンロードして解凍。
先ほどのgithubからダウンロードして展開したプロジェクトのREADME.mdとか置いてるフォルダにflexフォルダを持っていきます。
https://developer.nvidia.com/gameworksdownload
6. ビルド
x64、Releaseでbuild。
Releaseフォルダができてるので、flexフォルダ内の3つのdll(NvFlexDeviceRelease_x64.dll, NvFlexExtReleaseCUDA_x64.dll, NvFlexReleaseCUDA_x64.dll)をRelaseフォルダにコピーします。
Visual Studio 2017などCUDA 8.0propsがないよ、と言われるかもしれません。
その時は、C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2017\Community\Common7\IDE\VC\VCTargets\BuildCustomizations に、 C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v8.0\extras\visual_studio_integration\MSBuildExtensions 以下のファイルをまるっとコピーしてあげると動くかもしれません。
7. TouchDesignerのプロジェクトを起動
CHOPフォルダのdemo.toeを起動します。
これでperformモードにしてrボタンを押すと水がドバドバ出るはず!!